死神に呪霊を祓えと？

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デスサイズ それは死神が人間の魂を切り裂く為の
死神にのみ与えられたもの
彼らは死亡予定者リストに基づき仕事をこなす

死神の鎌は記憶も、魂も、空間も悪魔も切る事ができる。
が、デスサイズ同士は切る事も傷付けることも出来ない


死神派遣協会回収課 A・レーヴェスは
デスサイズを構え空間を切り裂いたすると空間の歪みが生まれ彼女はその中へ入った


『(デスサイズは空間も切り裂く事が出来る、切り裂く場合思っている場所、人を考える事でそこに現れるという効果がある…果たして上手く行きますかね)』


彼女はそう思いながらも光がさす方へと歩いた
出た先は懐かしロンドンの街だった街灯がキラキラと輝いていた
すると魂を回収している死神を見つけ目を細めた彼女は、後ろから近付いた

『お仕事お疲れ様です、グレル』


「は…？ちょ、アンタ!!一体何処行ってたのヨ!?」


グレルは突然現れたAを見て目を見開き彼女に指を指した、彼女は懐かしさの余り微笑んだ

「微笑んでないで説明しなさい!アンタが急に居なくなるからその分の仕事がアタシたちに回ってくんノヨ！」


プリプリ怒っているグレルにAは今まであった事等を全て話した、多少驚きもしたが死神としての仕事をしているだけあって直ぐに本当の事だと信じてくれた様だ
それだけでなく同期で同じ部署と言う事もあるだろう


「で…デスサイズで空間切ってこっちに戻ってきたワケね」

『えぇそういう事です…ですが、おかしな事が起こってましてね』


顎に手を置き斜め下を見たAにグレルは ？ と言う表情をした

『数日前からなのですが、セバスチャン・ミカエリスが現れるようになったのです。偶に現れては直ぐに消えたり、中々消えなかったり…何かが起こっているのでしょうか』


「セバスちゃん！？羨ましい！！何でアタシじゃないノ！あぁ愛しのセバスちゃん……！」

『まだ言っていたのですか？』

「イイじゃないアタシは愛の狩人…！追われるより追う方がアタシにはあってるのヨ！ウフフ」


身体をクネクネさせながらそう言ったグレル
Aは久しぶりの感じにまた笑みを浮かべた、すると彼女の身体が段々薄くなっていく

「もう終わりなノ？もっとAと話たかったワ」

『また来ます、くれぐれも仕事を失敗しないように
会えませんでしたがウィルにも宜しく言っておいてください』

「分かったワ」


と言いながら彼女は光に包まれて消えていった


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