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「じゃあ、太宰さんの前職は…。」


「気になるかい?当ててご覧よ。」


太宰は、ソファに座っている敦とAにニコッと笑いかけた



「うーん……太宰さんは………(ダメだ…全く想像がつかないっ!)」


「無駄だ小僧。武装探偵社七不思議のひとつなのだ。こいつの前職は。」


「確か最初に当てた人に賞金が出るんですよね。」


と谷崎が言うと敦は目の色を変え 賞金!? と大声で言った


『(アツシくんの目付きが変わった賞金か…。)』


敦が賞金に目が眩んでいる隣でAは頼んでいた珈琲を
1口飲んだ、ほろ苦いが迚美味しい。


「70万、頂きます!!相場師!」

「違う」

「作家!」

「ハズレ」

「サラリーマン!」

「ハズレ」

「研究職!」

「ちがーう」


太宰の前職当てゲームに挑戦している時、谷崎とナオミは
珈琲を飲んでいるAに 参加しないんですか? とそう言った


「はい、タニザキさんとナオミさんは彼の前職何だと思います?」


「うーん、僕もさっぱりです。ナオミは?」


「私も分かりませんわ。Aさんは、何だと思いますの?」


『ふふ、そうですね。私は元闇の世界の人間だと思います。』


そう言うと谷崎とナオミは、目を見開き思わず太宰を見つめた
そして、まだ続けていた2人を見て

「デタラメだ…。」

「……ですわね。」


『(…私が、暗殺者と言う真実を直ぐに当てたあの鋭さと観察力。逆に闇の人間出ない事が不思議なくらいですよ。)』


すると谷崎のポケットに入っている携帯が鳴った


「はい、谷崎です。はい…はい、分かりました。」


「依頼か?」


「はい、依頼人の方は既に事務所の方に。」


仕事の時間だ と言い太宰は立ち上がった


「私の過去の職業当てゲェムは、また次の機会に。」



__________________



_________



事務所に向かった彼等は、依頼主である女性に問いかけた


「美しい…!睡蓮の花の様に儚く、そして可憐なお嬢さんだ
どうか私と心中して頂けませんがぁっ!??」


太宰は、女性の手を掴み何時もの口説き文句(?)を言い終えようとした際、国木田が彼を投げ飛ばした


「…え?」


「あー、お騒がせしました気になさらずに、今のは忘れて続けて下さい。」


『クニキダさん、私に任せて下さい。』


「あ?いや、お前は話を…」


『任せて下さい。』


「っ、ああ。」


Aの圧に負けたのか、彼は眼鏡を押し上げ彼女に任せた
彼女の瞳には、目を回した太宰が映っていた。

8→←6 〜ヨコハマギャングスタアパラダヰス編〜



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(名前)Yura(プロフ) - マロン様 コメント有難うございます! ご指摘有難うございます。訂正致しました。 (10月28日 21時) (レス) id: c1fa12470f (このIDを非表示/違反報告)
(名前)Yura(プロフ) - マニ様 コメント有難うございます!お誘いは大変嬉しいのですが此方やり方等分かりませんので申し訳無いのですが、お断りさせて頂きます。大変申し訳ありません。 (10月28日 21時) (レス) id: c1fa12470f (このIDを非表示/違反報告)
マロン - 鏡花ちゃんと夢主ちゃんどっちがすごいだろう、35人殺しと伝説の暗殺一家の1人、今からワクワクですな (10月28日 0時) (レス) @page10 id: c2ca67a91e (このIDを非表示/違反報告)
マロン - 5話の異能力が異能略になってます、 (10月28日 0時) (レス) id: c2ca67a91e (このIDを非表示/違反報告)
マロン - ハンターハンターも文ストも大好きです! (10月26日 1時) (レス) @page6 id: c2ca67a91e (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ユラ | 作成日時:2023年10月23日 21時

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