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「な、何故?2丁とも粉々に…。」
樋口目の前にいる無表情の儘のAを見た
彼女の後ろで、谷崎とナオミそして敦は唖然とした顔をしていた
『ポートマフィア…クニキダさんが言っていた方ですか
貴女は、何が目的なのです?』
そう言いながら彼女にゆっくりと近付くA。樋口は自分に近付いて来るAを睨みつけ隠し持っていた拳銃を取り出し
彼女に向けた
「止まれ!出なければ撃つ!」
しかしAは、歩みを止めること無く樋口に近付いた
すると樋口は拳銃を握っている手を震わせながら引き金を引いた。
「Aさんっ!!!」
バンッ________
「っ!」
樋口の前には傷1つないAの姿があった。
Aは、猫目の瞳を細めて彼女に向け殺気を出した
『そんな玩具では私を殺せませんよ?探偵社の者から貴方がた
との戦闘は、成る可く控えるように言われてるので…ですが其でも挑んで来る度胸が有るのなら、お相手しますよ?』
樋口は、目を見開いた瞳は恐怖で染まっており両足がガタガタと震えて、座り込んだ。
『私の事は内密に…まぁ、上司やボスにお話するのも結構ですが。その後の事は、言わずともお分かりですね?』
座り込んでいる彼女の耳元でAは囁いた
『…何時でも貴女の事を観ていますよ。』
その瞳に光は無く、まるで命を刈り取る死神の様だった と樋口は思った。そして彼女への恐怖心とトラウマを植え付けられた瞬間だった。
『…では、芥川と言う者が来る前に此処を去りましょう。』
「え、あ、はい!」
「す、凄い……。」
「凄いですわね…。」
3人は、Aを見てそう言い其れと彼女が味方である事の安心感があった。
『では、探偵社は戻りましょっ、!』
すると樋口の後ろから、赤黒いナニかがAに向けて攻撃をして来た。
「ごほ、ごほっ。お初にお目にかかる。僕は芥川。そこな小娘と同じポートマフィアの狗。ごほ、ごほっ」
芥川と言った男は、漆黒の外套を身に纏い口元を抑えながらそう言った。
「芥川先輩っ!ここは私一人でもっ!」
すると芥川は、樋口の頬を平手打ちした
「…樋口、お前は何をしている。人虎を捕らえることも真面に出来ぬのか?この役立たずめ!下がっていろ。」
「……すみません。」
「人虎……?何故ポートマフィアが?」
「元より、僕の目的は人虎のみ。他のお仲間に用は無い、が
邪魔するなら容赦はしない。」
芥川の後ろから赤黒い獣の様なモノが現れた
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(名前)Yura(プロフ) - マロン様 コメント有難うございます! ご指摘有難うございます。訂正致しました。 (10月28日 21時) (レス) id: c1fa12470f (このIDを非表示/違反報告)
(名前)Yura(プロフ) - マニ様 コメント有難うございます!お誘いは大変嬉しいのですが此方やり方等分かりませんので申し訳無いのですが、お断りさせて頂きます。大変申し訳ありません。 (10月28日 21時) (レス) id: c1fa12470f (このIDを非表示/違反報告)
マロン - 鏡花ちゃんと夢主ちゃんどっちがすごいだろう、35人殺しと伝説の暗殺一家の1人、今からワクワクですな (10月28日 0時) (レス) @page10 id: c2ca67a91e (このIDを非表示/違反報告)
マロン - 5話の異能力が異能略になってます、 (10月28日 0時) (レス) id: c2ca67a91e (このIDを非表示/違反報告)
マロン - ハンターハンターも文ストも大好きです! (10月26日 1時) (レス) @page6 id: c2ca67a91e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ユラ | 作成日時:2023年10月23日 21時