念能力と異能力 〜出会いは突然に〜【HUNTER × HUNTER】【文豪ストレイドッグス】

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油断していた…。



そう女は呟いた、美しい銀髪の結ばれた髪と衣服が激しく風に煽られている。


女は何故か、落下している最中であった。このまま行けば地面とぶつかり即 死だろう。しかし幸いな事に下は長い川であった。女は焦ることも、抵抗する事無くそのまま川へ落ちた━━━━━━━。




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遡ること数時間前━━━━━━。



その女はある仕事の最中であった。
立派な屋敷の廊下には、黒服を着た男たちが無惨に倒れ込んでおり、喉元から真っ赤な血を大量に流していた。
恐らく喉をナニかで切られたのだろう、出血多量で全員死 んでいた。


その廊下をゆっくりと歩いているのがその女である。
美しい結ばれた銀髪を靡かせて携帯電話を取り出し、誰かに
連絡をしようとしていた。



『……もしもし？今、終わったよ。え、主人の部屋に骨董品が無かったかって？否、観てないけど。それぐらい自分たちで盗みに来てよ、盗賊でしょ？クロロ。』



電話の相手はA級賞金首の幻影旅団の団長、クロロであった。


「流石はゾルディック家。済まないがあの骨董品が、すぐ欲しいんだ頼むA。」


クロロは、女 A=ゾルディックにそう言った。
ゾルディック家とは、伝説の暗殺一家であり「誰も真の姿を見たことがない」「顔写真でも1億ジェニーの値」が着くほどの
最強の暗殺一家なのだ。



『分かったよ、その骨董品の特徴は？…うん、…うん。』


Aは、はぁ とため息を着きクロロの欲しがる物の話を聞いていた。後ろにまだ死 んで居なかった人間が居るとも知らずに


その男は目の前にいるAを睨み付け今自分が出せるありったけの、念能力で不意をつき殺 そうとしていた


「っ……死 ね！ゾルディックの人間っ！！」


『っ！』


「Aっ！」


殺気を感じ戦闘態勢に入るも、時すでに遅し相手の念能力が
Aを覆った。Aは、直ぐに身体中にオーラを纏い相手への攻撃に備えた、が一向に攻撃が来る事は無かった。



「っはは、やったぞ遂にゾルディックの人間を…」



『私は、まだ死 んでは居ない。…仕留め損ねた奴がいたとは』



「いや、お前は死 んだも同然。俺の能力は空間移動能力だ
最後に残ったありったけの力でお前を…」



言いかけた男は、口から血を吐き倒れたと同時にAの周りが白い光に包まれその場から消えた。




そして冒頭に戻る━━━━。




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