Episode 32 ページ35
少し時間を戻そう。
時は潜水艦内。
各々が自由に時間を潰している頃のことだ。
“何の力もない私でも、“波紋”を覚えることはできますか?”
ジョースターとAは、皆とは別の部屋に移動し、彼女の希望通り、波紋の練習を行うことになった。
コップに水を汲み、そこに人差し指を突っ込む。そこに波紋を流し、コップだけを取り、プリン状の水を指先に作る。
「すごい…!水がほぼ固形に…」
「波紋を使いこなせるようになれば、こんな風に水も自由自在になるんじゃ」
昔の思い出に浸りながら、ジョースターはAに指導していた。
しかし、そう簡単にこなせる技ではなく。
表面張力を保ったまま水を運ぶこともままならないAは、床を水浸しにしてしまう。
「これじゃ風呂上がりのお風呂場だ…」
「なぁに、すぐできるようになる。前だけ向いて頑張るんじゃ!」
ジョースターに励まされながら、小一時間ほど訓練を受けた。
その結果、少しではあるが、ジョースターのように水を固形にすることに成功する。
「やりました!やりましたよジョースターさん!」
「おぉ!この短時間でここまで出来れば十分じゃよ」
「わーい!ありがとうございま__」
セリフの途中に波紋の力が切れ、水を破裂させてしまう。勢いよく水をかぶり、二人とも水浸しになってしまったが、笑い合ってレッスンは終了した。
「まさかここまで才能があるとはな…」
ジョースターは得意げに頷いた。
アヴドゥルも優しい笑を浮かべ、「流石ジョースターさんですね」と労った。
慌ただしい後部座席の人たちを、承太郎はため息をつきながら見守っていた。
「私のコーラがぁー!一口も飲んでないのにぃー!!」
半泣きで空に手を伸ばすA。場の空気がなんとなく和んだ。
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東雲(プロフ) - 海守青空別垢さん» 応援ありがとうございます!頑張ります(*^^*) (2018年9月15日 0時) (レス) id: cea307c8ed (このIDを非表示/違反報告)
海守青空別垢 - 頑張ってください!(^^) (2018年9月14日 21時) (レス) id: b3f5a03222 (このIDを非表示/違反報告)
東雲(プロフ) - 海守青空別垢さん» わあああい!!ありがとうございます!嬉しいお言葉頂きました!これからも何卒宜しく御願い致します(´ー`*) (2018年9月3日 14時) (レス) id: cea307c8ed (このIDを非表示/違反報告)
海守青空別垢 - この作品大好きです!僕もこんな神作書いてみたい(´・_・`) (2018年9月3日 10時) (レス) id: b3f5a03222 (このIDを非表示/違反報告)
東雲(プロフ) - もちこさん» コメントありがとうございます!そんな勿体ないお言葉を……!ありがとうございます、励みになります( ^P^) (2018年8月27日 22時) (レス) id: cea307c8ed (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:東雲 | 作成日時:2018年2月6日 19時