インフルエンザ（2） ページ31
パッと目が覚めるとそこは病院の天井。
横にはお母さん。
母｢よかった〜｣
私の顔を覗き込んで安堵の表情を浮かべる
｢え、なんで私ここに？｣
母｢お昼すぎに亮平くんから、Aが大変だから行ってくれって連絡があったのよ。僕は行けないんでお願いしますって。それで、あんたの家に行ったら玄関で倒れてるんだもん。びっくりして寿命縮んだわよ。｣
母がものすごく心配そうな顔で私の横に座る
母｢ただのインフルエンザだったけど、疲れと寝不足と急な体温上昇で身体がびっくりして意識がなくなったんだって。｣
｢そうか…よかった｣
母｢もう〜、亮平くんから電話来た時びっくりしたわよ！｣
軽く私を叩くお母さん。
母｢とりあえずこの点滴が終わったら大丈夫みたいだから。これ終わったら帰ろうね｣
家に帰ると部屋についたあかり。
帰宅した音が聞こえると物凄いスピードで亮平くんが部屋から出てきた。
緑｢あ、お義母さん。お久しぶりです。突然すみませんでした。｣
母｢こちらこそごめんね。迷惑かけて。｣
お母さんが事前に連絡しておいてくれたのだろう。どこか落ち着いた様子の亮平くん
｢亮平くん｣
緑｢おかえり。しんどかったね｣
亮平くんはそのまま私の頭を撫でる。どこまでも優しい
｢うつしたら大変だから、しばらく来ちゃダメだよ｣
緑｢絶対言うと思った｣
｢今が1番大事なんだから｣
デビュー前のジャニーズにうつす訳にはいかない
母｢そうよ。私がしばらく居るからこの子は大丈夫。また治ったら来てあげて｣
母の言葉に頷くとリビングからカバンを取ってきて、もう一度私の頭に手を乗せる
緑｢この1週間はしっかり休む事！わかった？｣
｢はい…｣
私の返事に満足気な顔をした亮平くんは母と少し話し、家を出ていった。あぁ、寂しい
母｢あんたにはもったいない彼氏だね｣
｢うるさい｣
母｢いい男すぎる｣
｢そんな事知ってる｣
1週間後
会社に行き、家に帰るとあの時と同じように部屋には電気が灯されていた。
｢ただいま｣
緑｢おかえり！｣
部屋から飛び出てきた亮平くんはそのまま私を力いっぱい抱きしめる
緑｢どんだけ心配させるの｣
｢ごめんなさい｣
緑｢あの電話の時、俺がどれだけ焦ったか知らないでしょ｣
｢知らないけど、想像はできる｣
緑｢もう！他人事だと思って！｣
その怒り慣れてない感じが何だか面白くて笑う。
亮平くんには支えられてばっかりだ。
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すりる - 美紀さん» そのユザネは本名？危ないと思うけど… (2023年4月7日 23時) (
レス) @page37 id: 31ec9bccd0 (このIDを非表示/違反報告)
ヒナコ(プロフ) - はじめまして！阿部ちゃんの声がそのまま聞こえてきます〜主人公もリアルで感情移入できすぎます…これからも応援してます。 (2020年4月7日 2時) (レス) id: 2181ddfc07 (このIDを非表示/違反報告)
#阿部のあかねﾁｬﾝ。 - はじめまして~!!めちゃくちゃキュンキュンします!なんかそのまんま亮平くん!って感じで凄い好きです! 更新頑張って下さい!! (2020年3月28日 21時) (レス) id: e876265565 (このIDを非表示/違反報告)
mikky(プロフ) - 初めまして！お話一気読みさせていただきました^ ^お話のなかの阿部ちゃんがリアルすぎてキュンが止まらないです！またの更新待ってます^ ^ (2020年3月26日 3時) (レス) id: 27e731af2f (このIDを非表示/違反報告)
ojamashimasu3(プロフ) - はじめまして。お話読ませていただきました！日常感がたまりません。きゅんきゅんします。続きが楽しみです、応援しています。 (2020年3月20日 23時) (レス) id: e6f055e37f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：廉樹
| 作成日時：2020年3月20日 2時
