喧嘩（3） ページ27
緑｢あ、もしもしごめん｣
運良く繋がったその先は舘さん。
赤｢どうした？｣
緑｢2日くらい前に舘さんと彼女のプレゼント買いに行ったじゃん？｣
赤｢あぁ、行ったね。付き合ってくれてありがとうね。彼女すごく喜んでた。｣
緑｢あ、どういたしまして。ってそんな事は一旦置いといてね｣
赤｢なに？｣
緑｢そこでさ、俺も彼女にピアス買ってたの覚えてない？｣
赤｢覚えてるよ。小さいシンプルなデザインのやつでしょ？｣
緑｢そう！それをね、今から俺の彼女に電話代わるから証明して欲しいの｣
赤｢え？いやちょっと待って｣
緑｢はい｣
舘さんの静止を押し切り、未だにムスッとしてるAに電話を預ける
｢…もしもし｣
赤｢あ、はじめまして。宮舘涼太です｣
｢はじめまして、生田Aです。｣
赤｢なんでそんな話になってるかは分からないけど、阿部は俺と一緒に彼女のピアスを買ってたよ。喜ぶかなーって言いながら、お会計して、無くさないようにってポケットに大事そうに仕舞ってた｣
舘さんがどんな事を言っているのかは分からないけど、電話をしながら徐々に泣き顔になっていくAをみてると不安が一気に押し寄せる
少し2人で電話した後、はいと電話を返される
緑｢ごめん。ありがとう｣
赤｢何があったか知らないけど、彼女は泣かせたらダメだよ｣
電話越しにでも泣きそうなのが分かる舘さんはやっぱりすごい。それと同時に悔しい。
電話を切って、最初の威勢がなくなったAの肩を抱く
緑｢わかってくれた？｣
その問にコクんと頷くだけ。
Aの目から大きな雫が零れ落ちると同時にごめんと呟く
涙声のそれを聞くとキューっと胸が締め付けられる。
緑｢俺もややこしい事してごめん｣
｢ちゃんと冷静になるべきだった｣
緑｢俺がAだったとしても同じように怒ってたと思う｣
｢ほんとにごめん｣
久しぶりの喧嘩。やっぱり喧嘩は嫌いだ。だけど、たまにはこうやって素を出して声を荒らげてぶつかってきてくれるA。物分りがいいAじゃない新たな一面。なぜだか少し嬉しくなった。
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すりる - 美紀さん» そのユザネは本名？危ないと思うけど… (2023年4月7日 23時) (
レス) @page37 id: 31ec9bccd0 (このIDを非表示/違反報告)
ヒナコ(プロフ) - はじめまして！阿部ちゃんの声がそのまま聞こえてきます〜主人公もリアルで感情移入できすぎます…これからも応援してます。 (2020年4月7日 2時) (レス) id: 2181ddfc07 (このIDを非表示/違反報告)
#阿部のあかねﾁｬﾝ。 - はじめまして~!!めちゃくちゃキュンキュンします!なんかそのまんま亮平くん!って感じで凄い好きです! 更新頑張って下さい!! (2020年3月28日 21時) (レス) id: e876265565 (このIDを非表示/違反報告)
mikky(プロフ) - 初めまして！お話一気読みさせていただきました^ ^お話のなかの阿部ちゃんがリアルすぎてキュンが止まらないです！またの更新待ってます^ ^ (2020年3月26日 3時) (レス) id: 27e731af2f (このIDを非表示/違反報告)
ojamashimasu3(プロフ) - はじめまして。お話読ませていただきました！日常感がたまりません。きゅんきゅんします。続きが楽しみです、応援しています。 (2020年3月20日 23時) (レス) id: e6f055e37f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：廉樹
| 作成日時：2020年3月20日 2時
