轟くんは仲間 (ページ44)

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133話ページ44

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「自分のなりてえもん、ちゃんと見ろ！！

そうだろ！！A！！」

『その通り！
雄英来たのは、委員長がなりたいヒーローになるためでしょ！！』

私とヒーロー殺しの間を裂くように氷が現れる。

ナイス。焦凍。

叩くなら、氷が出てる今だ。

『【雷麒麟】』

肩から手へ、【雷龍】よりもでかい、雷撃をヒーロー殺しへ向ける。

焦凍の氷のおかげで味方への被害はない。

っ…………大技ぶっぱなしすぎたか。
痺れが……酷い……！！

氷を切り刻んで私の方へと間合いを詰めてくる。

が、それを避け、蹴りを入れる。

しかし、その蹴りも容易く受け止められてしまった。

「スピードは大したもんだが、威力がないな」

『よーよーわかってます、よ！！』

受け止められた足から風圧を出し、ヒーロー殺しを雷麒麟の攻撃範囲内へぶっ飛ばす。

なんとか避けられはしたが、多少は効いたようでヒーロー殺しの動きが少し、鈍り始めてきた。

ヒーロー殺しをぶっ飛ばした衝撃を利用して、焦凍の隣になんとか着地する。

「まだいけるか」

『なんとか』

いや、ぶっちゃけ大分体が痺れてきて動きは鈍り始めてきてる。

けど、んなこと言ってたら死ぬわな！！

焦凍から発された氷はヒーロー殺しに簡単に切られ、左を使用してもまた避けられる。

「氷に炎

言われたことはないか？
個性にかまかけ、挙動が大雑把だと」

迫る刃。

止めようと足を動かした瞬間、ガクッと崩れ落ちる。

なんで……動かない……？！

個性を立て続けに使いすぎた……？
いつもは少し、多少の休憩を挟んでたからキャパが来てもこんなにはならなかったのか…？

助けられる、距離にいるのに…足が……！！

【…………ごめ……ん、な……】

なんで、こんな時にフラッシュバックすんの…。

それだけは嫌だ……！この人は、失いたくない！！

『焦凍！！』

「【レシプロ・バースト】！！」

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