轟くんは仲間 (ページ19)

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108話ページ19

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帰り道、2人で病院から帰る。

『まじごめん………………。
恥ずかしさで埋まりたい……………………！！』

「気にしねえよ」

『私がするの！！』

柄にもなく大泣きしてしまった。

轟くんはずっと無言で背中を摩ってくれていた。

イケメン。

てか、今更だけど轟くん私服じゃん。無理。イケメン。

『毎度の事ながら、送ってくれてありがとね』

「いや、俺の方こそ今日はありがとな」

いいえ！と笑うと轟くんも小さく微笑みを浮かべた。

「あ」

『？』

「明日、暇か」

『うん。予定ないよ』

「明日の10時、迎えに来る」

『え？なに？ランニング？』

「ちげえよ。約束」

『ああ！え、ほんとにいいの？！』

「俺も行きてえしな」

『やった！
あそこお蕎麦もだけど和菓子もほんと美味しいんだよ！』

「そうか」

『えへへ！楽しみにしてる！』

「おう」

また明日ーー！と手を振ると、轟くんも小さく振り返してくれた。

なんか、イケメンが手振ってるとほんと様になるな。

待って。

肝心なこと忘れてたわ。

デート服って何着たらいいの？？？？

『もしもしジロちゃんんんんんん』

「わ、なんだよA」

『デートってどんな服着たらいい？！』

「は？！デート？！だ、誰と？」

『轟くん』

「やっぱあんたら付き合ってんじゃん！」

『え、違うよ』

「ええ……？？』

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