轟くんはクラスメイト (ページ46)

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45話ページ46

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「すげぇ！オイラにも雨がかかってるけど、本当に治ってる！」

『まぁ、こんなに酷い怪我じゃ応急処置程度にしか治せないと思うけど』

「Aちゃんすごいわ！こんな個性の使い方もできるなんて！」

『でも治すのは苦手だからキャパの消費が凄いけどね』

その証拠に今日はまだそこまで個性をつかってないのにキャパの消費が著しく速い。

ふと、緑谷くんに視線を移すとなんだか様子が変だ。

不安そうな目でオールマイト先生を見ている。

『緑谷く「ごめん！！雷風さん！！」ちょ！！緑谷くん？！』

何してんのーーーー？！

緑谷くんにはあのヴィランは流石に手が余る。

でも緑谷くんは結構考えるタイプだ。

無謀に敵陣に突っ込んで行ったとは考えにくい。

なら何か策があって？それとも全く別？

いや、どっちにしろ危ないのには変わりない。

緑谷くんを止めようとすぐにでも追いかけたいが、相澤先生の治療の雲のせいでここから離れられないし。

『みど「どっけ！！邪魔だ！！」爆豪くん？！』

爆破し、黒い靄を地面に叩きつける。

「てめえらがオールマイト殺しを実行する役とだけ聞いた」

パキパキと音を立てて見慣れた氷が脳無を凍らせる。

『轟くんまで？！』

「お前…見てたぞ。危ないとこに飛びだしやがって。説教は後だ」

『さーせん』

轟くんの目つきまじ怖い。

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