轟くんはクラスメイト (ページ45)

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44話ページ45

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「嫌な予感がしてね。
校長とのお話を振り切り、やってきたよ。

来る途中で飯田くんとすれ違って何が起きているかあらかた聞いた。

もう大丈夫！！
私が来た！！！！」

「「「オ、オールマイト！！！」」」

オールマイト先生の姿を見て安心したのか、ふっと力が抜ける。

ダメだ。まだ目の前にはヴィランがいる。
力を入れ直さないと。

「待ってたよヒーロー、社会のゴミめ」

入口から飛び立ち、一瞬でヴィラン数人を叩きのめし、相澤先生の元へ。

その瞬間姿が消えた。

『うおっ』

「っ！」

「うわ？！」

体が浮くのがわかった。

普段から個性で雷が落ちる速度で動いてる私でも速く感じた…。

『このスピードにプラスパワーも桁違いって…そりゃ強いわ』

「皆、入口へ。
相澤くんを頼んだ！意識がない。早く！」

オールマイト先生の言う通り、相澤先生の意識はなく、辛うじて息ができているような状態だった。

『相澤せんせ……』

「Aちゃん、急ぎましょう」

『うん……。峰田くん、私治療しながら歩くから足持つの代わってもらえる？』

「おう！雷風、治癒もできんのか？」

『超苦手だけどね！
でも、この怪我はそんなこと言ってる場合じゃないでしょ…』

「だな…！」

『っしゃいくよ！
″風神モード″！』

風と水を混ぜながら雲を創る。

「すげえ！相澤先生の上にだけ雲ができた！」

『ここにこのレインボールを突っ込んで！』

指から小さな水の玉を出し、雲に放り込む。

『よし、たんと降ってよ。治癒の雨！』

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