轟くんはクラスメイト (ページ40)

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39話ページ40

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それにしてもこちらの分が悪いのは明白。

プロヒーロー2人とヒーローの卵が21人。

もー！オールマイト先生はどこで道草食ってんのー！

「13号、避難開始！
学校に電話試せ！センサーの対策も頭にあるヴィランだ。
電波系の個性が妨害してる可能性もある。

上鳴、雷風、お前らも個性で連絡試せ」

「っす！」

『ごめん、私そういうのあんまり向いてない個性だから電気頼むわ』

「任せろ！」

『………………相澤先生″も″………1人で戦うんですか』

「…………？雷風？」

不思議そうに見つめる轟くん。

ああ、フラッシュバックする。

あと日のお父さんとお母さんの背中が。

「そうですよ先生！
あの数じゃいくら個性を消すって言っても！

イレイザーヘッドの戦闘スタイルは敵の個性を消してからの捕縛だ！
正面戦闘は…………」

ヒーローオタクの緑谷くんだからこそ相澤先生の個性をよく分析している。

「一芸だけじゃヒーローは務まらん」

ゴーグルをかけて、髪が上がれば相澤先生の戦闘態勢だ。

「雷風」

『………………はい』

「俺″は″死なない」

『…………信じてます』

13号先生に私たちを任せると敵陣に突っ込んでいった。

『緑谷くん、分析は後にして。行くよ』

「あ、うん！」

いつものようにブツブツと相澤先生の真の戦闘スタイルを分析していた緑谷くんを半ば無理やり引っ張っていく。

しかし、そう簡単に事は進んではくれない。

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