轟くんはクラスメイト (ページ36)

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35話ページ36

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『てかぶっちゃけると、私初恋まだだから好きとかあんまりわかんない』

2人して目見開きながらこっちを見る。

え、なに？

「まじか、Aまじか」

「従兄弟としてフォローしきれん…」

『え？！そんなやばい？！』

「え、なんかこうねえの？目で追っちゃうとかその人のことばっか考えちゃうとか」

『好きなヒーローはだいたいそんな感じだけど』

「そうじゃねえよ！」

「おま…………男慣れしてんなーとは思ってたけどそういう事か…」

『どういうことさ』

「異性としての対象として見てねえってことだよ。おい上鳴、俺ら男として見られてねえぞ」

「えーん、ショック」

『てかホントそこ2人いつの間に仲良くなったの？』

「「席近いし」」

『仲間はずれ反対！！！』

今日の帰り道はいつもより少し賑やか。

でもちょーっと物足りないなー、なんて。

………………………………なんでだ？

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『おお、おはよう轟くん』

朝の駅のホームで偶然にも紅白頭と遭遇する。

まじか、初だ。

『今日のヒーロー基礎学何するのかな？』

「さあな」

『レスキュー訓練とかだったら嫌だなー。
私、とことん戦闘むき出し』

「風と雷強えよな」

『氷と炎に言われたくないかな』

「…お互い様だろ」

『それもそうだ』

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