轟くんはクラスメイト (ページ35)

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34話ページ35

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あの騒動の後、再びクラス会議が開かれた。

「ほら、委員長始めて」

「で、では、他の委員決めを、執り行って参ります………！」

おお、産まれたての小鹿かな？緑谷くん。

「けど、その前にいいですか？」

みんな「ん？」と緑谷くんに視線を集める。

「委員長はやっぱり飯田くんがいいと思います。
あんなにカッコよく人をまとめられるんだ。
飯田くんがやるのが正しいと思うよ！」

緑谷くんの意見に対し、みんなは賛成。

結果、A組の委員長は飯田くんになった。

『非常口飯田ってやばいな』

「雷風お前まだ笑ってんのか」

『逆に笑わずにいられる轟くんが凄いよ』

この後委員長決めが行われていき、私は何故か轟くんと教科係になった。

なんかノートの回収とかそういうの。

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『おら瀬呂ぉ…お前いつも先に帰りやがってぇ……！』

「すまんて。一緒に帰るか？」

『うん』

一緒に昇降口まで歩いていく。ちなみに電気も一緒。

「そういやお前、轟とどうなん？」

『どうって？』

「最近一緒に昼飯食ってるし、帰りも一緒に帰ってるらしいじゃん」

『なんだよ瀬呂ヤキモチか？』

「やめて」

『即答をやめて』

私と瀬呂のやり取りを聞いて電気が口を開ける。

「そういや、瀬呂とAは仲良いけどそういう感じないよな」

『なんか仲いい友達って感じ』

「以下同文。こいつゴリラすぎて女に見れない」

『ゴリラって何さ！！』

「あんなえげつなえ個性使ってりゃゴリラとも言いたくなる」

なんか、瀬呂は…………

『おかんって感じだよね』

「お前を産んだ覚えはないぞ」

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