轟くんはクラスメイト (ページ28)

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27話ページ28

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「大丈夫かい？！雷風少女！！」

『動けませーん』

「轟少年！保健室へ連れて行ってあげてくれ！」

「っす」

「あ、俺も同伴します」

「ああ！よろしく！瀬呂少年！」

ちょっと寝たら治るから大丈夫かな？

「Aちゃん大丈夫？」

『おお、お茶子』

「A！あの神モード？って言ってたヤツ！超かっこよかったよー！！」

『″風神モード″ね。みなりん』

「おおおおおおお前大丈夫かぁああぁ？！」

『落ち着け電気』

阿鼻叫喚の中、轟くんにおぶられながら保健室へ向かった。

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『やっば、もう夕方じゃん。寝すぎた』

保健室で体休めるために寝てたらこれだよ。

「あぁ……相澤先生に怒られる…」

『あー…………多分私も無駄にキャパ使いすぎって怒られるな……』

隣を歩くのはモサモサ頭の緑谷くん。

みどりんって呼んだら恥ずかしがってショートしそうになってたので緑谷君に戻した。

第1種目終了後から保健室でリカバリーガールに治癒してもらってたらしく、目覚めたタイミングが近かったので一緒に教室に戻ることに。

「雷風さんのリスクは全身のしびれかな？」

『そんな感じだね。間隔あけてつかってたらキャパは来ないけど、長時間ぶっ通しで使うとああなっちゃう』

「相手は轟くん、だっけ？」

『そ！いやー、轟くん強いから熱くなっちゃったわ』

「すごい戦いだったよ！
やっぱり氷と炎、風と雷のぶつかり合いはすざましいものだったし、あの雷風さんの″風神モード″…っていうのは風と雷以外にも水も使えるようになってた…動きも格段に良くなってたし、でもあれ？″風神モード″のときは雷使ってなかったな…もしくは使えない制約がかかってたり…」ﾌﾞﾂﾌﾞﾂ

『おお、ブツブツ怖いよ緑谷くん』

「あ、ごめん！」

『いいよ！』

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