轟くんはクラスメイト (ページ14)

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13話ページ14

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『よっしゃあ！モサモサ君に続いて頑張るぞー！』

「モ、モサモサ君…？」

『あぁ、ごめん。名前わかんなくて』

「あ、えと、緑谷…出久です」

『緑谷くんね！覚えた！』

よーし。どうしよっかな。

私は超スピード特化型だし、パワー任せにはできない。

ま、この手かな。

『爆豪くん、君の借りまーーす！』

「ああ？！んだよ端役！！」

『口悪いね君！！！』

爆豪くんみたいに爆発はできないけど。

風の風圧を手に溜め込んで……5、いや6割くらい？

『そいやー』

「気抜けるわそんなかけ声！！」

瀬呂って事ある事に私の事つっこんでくれるよね。
ほんと、おかんだよね。

「701m」

『くっそ！！！爆豪くんに負けた！！！』

「当たり前だわこのくそモブが！！！」

「どんまい」

え。なに？電気までその鬱陶しい慰め方してくんの？
顔が全然どんまいって言ってないんだけど。
なに？しばくよ？？？

あと残ったのは全員一斉に走る長距離走だけ。

もちろん、私の雷の個性で一瞬で到着からの1位。

全種目は終了。

まぁ、なかなかいい成績出せてるんじゃない？

「んじゃ、パパッと結果発表」

トータル最下位が除籍。入学早々、誰かがおさらば。

「トータルは単純に各種目の評点を合計した数だ。
口頭で説明すんのは時間の無駄なので一括開示する」

お、私は……1位か。まぁ、個性の相性良かったしなー。

あらら？最下位は緑谷くん…

「ちなみに除籍は嘘な」

「「「「「？！？！」」」」」

「君らの力の最大限を引き出す、合理性虚偽」

「ハッ」と笑う相澤先生(かっこいい)に対して生徒達は阿鼻叫喚。

「あんなの嘘に決まってるじゃない…。
ちょっと考えればわかることですわ」

呆れて言う推薦入学者の八百万百。

『まじか。嘘か。でもハッて笑うイレイザー・ヘッドかっこよすぎ。一生ついてくっす』

「ほんとぶれることを知らねえよなお前」

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