9話 ページ10
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「「「「「個性把握テストォ？！」」」」」
グラウンドに来て早々、相澤先生から言われた言葉に生徒が一斉に声を上げる。
「入学式は？！ガイダンスは？！」
「ヒーローになるならそんな悠長な行事出る時間ないよ。
雄英は自由な校風が売り文句。
そしてそれはまた先生側も然り。」
『まぁ、正直長ったらしい話聞くの嫌いだから全然こっちのがいいわ』
「ほんと、お前ブレねえな」
だってあれ腰痛いじゃん。眠いし。
「ソフトボール投げ、立ち幅跳び、50m走、持久走、握力、反復横跳び、上体起こし、長座体前屈…………中学の頃からやって来てるだろ？
個性禁止の体力テスト。
爆豪、中学の頃、ソフトボール投げ何メートルだった？」
「67m」
「それじゃあ個性使ってやってみろ。
円から出なければ何をしてもいい。思いっきりな。」
爆豪と呼ばれたその男の子はボールを手に握り、円の中に入って行った。
すげぇ……眉間にシワ寄ってる……あれで通常モードとかやべぇ……(語彙力)
「んじゃまぁ…………………………
しねぇええぇえええぇえぇ！！！」
BOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOM！！
……………………え。
しね……………………………………？？
え、この人本当にヒーロー志望？ヴィランじゃなくて？(真顔)
「まず、自分の最大限を知る」
相澤先生の手に持つ端末に表示されたのは先程の爆豪くんの記録。
705.2m。へー、すごい。
「それがヒーローの素地を形成する合理的手段」
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ムルセン(プロフ) - セキュリティですね (2019年10月1日 21時) (
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作者名：オクラ | 作成日時：2019年7月8日 20時
