夏なので(別side)2 ページ26
え、Aちゃんは「俺の」パーカーを着るのが嫌だったの?なんで???
須「俺のパーカー着るの嫌?」
恐るおそる聞くと何かに気づいたような顔をして首をめいっぱい横に振るAちゃん。
『嫌じゃないですよ⁉ただ心臓に悪いというか…』
須「どゆこと?」
『このパーカー須貝さんの匂いがするからなんか抱きしめられてるみたいで…恥ずかしいです』
貴方は林檎の妖精さんですか?ってインタビューしたいくらい顔を真っ赤にしたAちゃん。もうそろそろ理性が焼き切れそうだ。
須「あ、あーそういうことか…よかった嫌われたかと」
『こんなかっこいい人嫌いになるわけないです!』
須「いや流石にびびったわ。よかったよかった」
なんとか平常心を保ってAちゃんの頭を撫でる。Aちゃんはしばらく気持ちよさそうにされるがままになっていたが、突然閃いた!と言わんばかりに目を見開いた。
須「どしたの?」
『須貝さん、一回このパーカー着てください!』
よくわからないままパーカーを戻される。まあ何か考えがあるんだろうと思ってそれを羽織る。そうするとAちゃんが俺にバックハグされるような形で懐に入ってきた。
『これでファスナーを閉めれば…ほら!これで2人ともパーカー着れます!』
まあ、うん。着れますはいいんだけど。さっきより何倍も近くなった距離感に心臓が急停止しそうになる。
『で、でもちょっと恥ずかしいですね…』
自分からしてきたくせに?可愛すぎだろこいつ。面白いから今日はこのままでいよう。めちゃくちゃ暑いけど。
その後、悪びれもなく安定の遅刻をしてきた伊沢と河村さんにニヤニヤしながら連写され、Twitterに上げられたことは言うまでもない。
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雪音(プロフ) - 悠任ーユウジンーさん» コメントありがとうございます!浜玲と絡めたお話書けて楽しかったです…!これからもちまちま更新していけたらと思ってるので気長に待っていただけたら幸いです(?) (2020年8月1日 17時) (レス) id: e88b8137a8 (このIDを非表示/違反報告)
悠任ーユウジンー(プロフ) - ゆーふぉ。さんのお話も追っていたんでめっちゃ面白かったです!最後の2人のやりとりが特に好きです笑。頑張ってください! (2020年8月1日 17時) (レス) id: 52402c6072 (このIDを非表示/違反報告)
雪音(プロフ) - 流風 凛々葉さん» コメントありがとうございます!これからも番外編とか出せたらいいなと思ってるので気長に待っていただけたら嬉しいです! (2020年7月9日 12時) (レス) id: e88b8137a8 (このIDを非表示/違反報告)
流風 凛々葉(プロフ) - めちゃよき!面白かったです!! (2020年7月9日 8時) (レス) id: 329c17e7b9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:雪音 | 作成日時:2020年6月22日 12時