夏なので2 ページ23
須「……もうAちゃんオフショル禁止!」
『なんで⁉似合ってなかったですか…?』
須「似合いすぎてるから困ってんだよなぁ…」
『え?』
須「Aちゃん知ってる?俺の彼女ってめちゃくちゃ可愛いの。もう銀河系一可愛いって言っても過言じゃないの。そんな子がこんな男所帯のオフィスで無防備に肌晒してたら困るわけ。understand?」
無駄に発音の良い英語で誤魔化してるけどこの人惚気てるだけだ!なんなんだよ他所でやってくれよ。
『そんなこと言ったら!!須貝さんが知ってるかはわかりませんが私の彼氏だってめちゃくちゃかっこいいんですよ⁉銀河系一かっこいい人が、いくら彼女を守るためとはいえそんなほどよく筋肉のついた綺麗な腕晒してたら困るんです!パーカーは須貝さんが着てください…!』
いつの間にかパーカーの押し付け合いが始まってしまった。この状況を打開するにはパーカーをもう1着用意する必要がある。だけど少なくとも僕ら2人は、こんな暑い日にパーカーを持ってるような準備の良さはない。
乾「あ!志賀さん!」
タイミング良く通りかかってくれた志賀さん。たしかにこの人ならパーカーの1着くらい持ってそうだ。
志「どうしました?というかこの状況は…?」
こ「話すと長くなるんですけど…今着てないパーカーとかありません?」
いきなりこんなこと聞かれたって意味わかんないと思うけど僕らも説明してる余裕なんてない。
志「パーカー…持ってたんですが今後輩に貸してますね。というか私のパーカーは後輩専用みたいなところあるので」
それでは、と手をヒラヒラと振りながら去っていく志賀さん。絶望感に浸りながら須貝さんたちの方に目を向けると。力負けしたのかAさんがパーカーを着ていた。
『ほんとに…須貝さんのパーカー着てるのやだ…』
須「え?」
「「え?」」
174人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「オリジナル」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
雪音(プロフ) - 悠任ーユウジンーさん» コメントありがとうございます!浜玲と絡めたお話書けて楽しかったです…!これからもちまちま更新していけたらと思ってるので気長に待っていただけたら幸いです(?) (2020年8月1日 17時) (レス) id: e88b8137a8 (このIDを非表示/違反報告)
悠任ーユウジンー(プロフ) - ゆーふぉ。さんのお話も追っていたんでめっちゃ面白かったです!最後の2人のやりとりが特に好きです笑。頑張ってください! (2020年8月1日 17時) (レス) id: 52402c6072 (このIDを非表示/違反報告)
雪音(プロフ) - 流風 凛々葉さん» コメントありがとうございます!これからも番外編とか出せたらいいなと思ってるので気長に待っていただけたら嬉しいです! (2020年7月9日 12時) (レス) id: e88b8137a8 (このIDを非表示/違反報告)
流風 凛々葉(プロフ) - めちゃよき!面白かったです!! (2020年7月9日 8時) (レス) id: 329c17e7b9 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:雪音 | 作成日時:2020年6月22日 12時