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伊沢side
川「Aの帰り遅くないですか?」
きっかけは川上のその一言だった。たしかにAちゃんがオフィスを出てから結構な時間が経っている。でも女の子だし、準備に時間がかかってるだけかもしれない。
伊「まあ何かあったら連絡するようには言ってるし子供じゃないんだから流石に…」
プルルルル…プルルルル…
タイミングを見計らったかのように鳴り出した俺のスマホ。本当にAちゃんに何かあったのかと思って画面を見ると、知らない番号からだった。
川「誰からですか?」
伊「知らない番号…テレビ局の人とかかな?」
待たせるわけにもいかないので通話ボタンを押す。
伊「はい」
「もしもし、こちら◯◯病院と申しますが、伊沢拓司さんの番号でお間違えないでしょうか?」
伊「え、ええ。そうですが…」
心臓がバクバクと鳴る。やめろ、やめてくれ。
「田村Aさんが通り魔に襲われまして、意識不明の重体で…______________」
全身から血の気が引いた。通り魔…?
川「伊沢さん?どうしたんですか?」
川上が隣から小声で聞いてくれたおかげでなんとか平常心を取り戻す。病院の場所を聞いて通話を終了する。
伊「はぁ…はぁ…」
川「伊沢さんほんとにどうしたんですか?顔色悪いしすごい汗…」
伊「Aちゃんが通り魔に襲われたって…病院から…」
川「⁉…行きましょう」
伊「おう…」
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雪音(プロフ) - 悠任ーユウジンーさん» コメントありがとうございます!浜玲と絡めたお話書けて楽しかったです…!これからもちまちま更新していけたらと思ってるので気長に待っていただけたら幸いです(?) (2020年8月1日 17時) (レス) id: e88b8137a8 (このIDを非表示/違反報告)
悠任ーユウジンー(プロフ) - ゆーふぉ。さんのお話も追っていたんでめっちゃ面白かったです!最後の2人のやりとりが特に好きです笑。頑張ってください! (2020年8月1日 17時) (レス) id: 52402c6072 (このIDを非表示/違反報告)
雪音(プロフ) - 流風 凛々葉さん» コメントありがとうございます!これからも番外編とか出せたらいいなと思ってるので気長に待っていただけたら嬉しいです! (2020年7月9日 12時) (レス) id: e88b8137a8 (このIDを非表示/違反報告)
流風 凛々葉(プロフ) - めちゃよき!面白かったです!! (2020年7月9日 8時) (レス) id: 329c17e7b9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:雪音 | 作成日時:2020年6月22日 12時