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河「………なに、してるの」
山「っっ!!河村さん、なんでここに……」
外界嫌い河村さんが壁の近くまで来るなんて天地がひっくり返ってもあり得ないことなのに。なによりも河村さんの顔は凍えるくらい冷たくて、気を抜いたら泣いてしまいそうだ。
河「今日は朝からお前がソワソワしてたから気になって追ってみたんだ。ダメじゃないか山本、そいつには関わるなと言っただろう?」
ふ「河村………?」
河「ふくら………!山本に近づくな、穢らわしい」
ふ「待ってよ河村!俺はただ、お前が心配で……」
河「心配?誰のせいだと思ってるんだ?俺と川上は寒空の中ずっと!お前らの助けを待ってたのにっ!!」
ふ「っ河村………!」
河「番に裏切られたオメガの気持ちがお前らなんかにわかってたまるか……!」
河村さんはそう言うと壁の中へと戻っていった。
ふ「ごめん、せっかく貰った申込書、無駄になっちゃうかも」
山「いえ……気にしないでください。僕のことも、河村さんのことも」
ふ「………ねえ、あの申込書まだある?2枚欲しいんだけど」
山「??ありますが……河村さんは多分もう……」
ふ「俺じゃなくて俺の友達がさ、会いたいオメガがいるみたいで」
山「そうなんですか……それではこちらを」
ふ「ありがとう」
ふくらさんは申込書を受け取ると「来週また来るね」と言って寂しそうに笑った。
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雪音(プロフ) - ゆーふぉ。さん» 恋人編も書きたいしsgi氏メインの話も書きたい(文才が追いつかない) 供給……待ってる…… (2020年11月27日 19時) (レス) id: e88b8137a8 (このIDを非表示/違反報告)
ゆーふぉ。(プロフ) - 雪音さん» 恋人編もありありのオオアリクイ。供給全力待機してまし…() 僕もお話書かねば…供給を返さないと…() (2020年11月27日 14時) (レス) id: e1ece1687e (このIDを非表示/違反報告)
雪音(プロフ) - ゆーふぉ。さん» これは設定が秒で思いついたのに形にできないまま数ヶ月放置してたやつだから解決させられてほっとしてるわ……続編も書けたら書きたい所存 (2020年11月26日 23時) (レス) id: e88b8137a8 (このIDを非表示/違反報告)
ゆーふぉ。(プロフ) - ゆっきまじ天才じゃん。なにこの神設定。オフィスの壁になりたいとこれほどまでに思ったことは無i((((( (2020年11月26日 23時) (レス) id: e1ece1687e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:雪音 | 作成日時:2020年11月25日 7時