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sgi side
須「すみませーん、物資配達に来ました〜」
毎度お馴染みの台詞を吐けば重そうな門が開く。
「許可証の提示をお願いします」
これまたお馴染みの台詞をかけられる。いつもは水曜日に来るけど今日は金曜日。そのせいかいつもと門番が違う。
須「はい。許可証」
許可証を見せれば簡単に通される。これって持ってさえいれば通れるのか？顔写真すら付いていない許可証に一抹の不安を覚えつつ河村さんたちのいる中心部に向かう。
須「河村さーん、物資配達の須貝でーす」
河「須貝さん……何か要請してましたっけ？」
須「今回はボランティアでーす。食料と防寒具類ね、最近寒くなってきたから。川上と山本にも渡したい物あるんだけどいます？」
河「いると思いますけど………」
建物の中に消える河村さんを見送ってしばらく待つと、元気な山本と敵対心剥き出しの川上が出てきた。
山「須貝さん！お久しぶりです！」
須「おー久しぶり。俺が来る時高確率で壁の方行ってるもんな〜。川上も、久しぶり」
俺に向かってダッシュしてくる山本を受け止めつつ川上にも声をかける。こいつはベータが嫌いだから俺も苦手らしい。
川「お久しぶりです……俺らを呼び出すって、なんのつもりです？」
須「お前ら宛にお届け物。河村さんには内緒な」
そう言って伊沢たちが書いた手紙を渡せば2人とも目を零れ落ちそうなくらい見開いて驚いていた。
川「伊沢さん………？」
山「こうちゃんからだ！須貝さん！ありがとうございます！」
須「どーいたしまして。ほら、河村さん戻ってくる前に仕舞っときな」
きっと河村さんが2人宛の手紙を見れば良い顔はしないだろう。むしろ捨てろ、なんて言うかもしれない。それだけは避けたかった。
須「じゃあ俺そろそろ帰るな」
山「はい！ありがとうございました！」
須「……川上、山本。伊沢もこうちゃんも、2人に会いたがってたよ。もちろんふくらさんも」
川「………須貝さん」
須「ん？」
川「伊沢さんに伝えてくれませんか。…愛していた、と」
須「………自分で伝えればいいだろ。伊沢からの面会申込書、まだ有効期限切れてないでしょ」
俺がそう言っても川上は首を振るばかりで、自分で言うつもりはないらしい。
川「俺はもう……あの人に会う資格なんてないですから」
須「………そう。まあ、いいよ。伝えとく」
辛そうな川上を見ていられなくてそれだけ言って俺は箱庭を後にした。
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雪音(プロフ) - ゆーふぉ。さん» 恋人編も書きたいしsgi氏メインの話も書きたい(文才が追いつかない) 供給……待ってる…… (2020年11月27日 19時) (
レス) id: e88b8137a8 (このIDを非表示/違反報告)
ゆーふぉ。(プロフ) - 雪音さん» 恋人編もありありのオオアリクイ。供給全力待機してまし…() 僕もお話書かねば…供給を返さないと…() (2020年11月27日 14時) (レス) id: e1ece1687e (このIDを非表示/違反報告)
雪音(プロフ) - ゆーふぉ。さん» これは設定が秒で思いついたのに形にできないまま数ヶ月放置してたやつだから解決させられてほっとしてるわ……続編も書けたら書きたい所存 (2020年11月26日 23時) (レス) id: e88b8137a8 (このIDを非表示/違反報告)
ゆーふぉ。(プロフ) - ゆっきまじ天才じゃん。なにこの神設定。オフィスの壁になりたいとこれほどまでに思ったことは無i((((( (2020年11月26日 23時) (レス) id: e1ece1687e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：雪音 | 作成日時：2020年11月25日 7時
