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河村side
浜「あれ？そちらの方は……もしかしてルルカさん⁉モデルの⁉」
河「あれ、知ってたの」
浜「知ってますよ！今有名なんですから！河村さんってルルカさんと知り合いだったんですか？」
河「知り合いというか、この子最近新しくライターとして入ったの。モデルと兼業でね」
浜「ぇ……えええええ！！？！！？？」
『えっと……ルルカ改め、伊沢Aです。よろしく』
浜「あ！浜田です。よろしく！……ん？伊沢って……」
河「この子は伊沢の妹兼彼女だから」
浜「妹で彼女……なんですか？」
『あ、あの……河村さん！』
不安そうな顔をするAちゃん。
浜「すごいすごい！兄妹で恋人同士なんて！」
浜田はキラキラした目でAちゃんの手を掴む。いきなりのことでAちゃんは目を白黒させている。
『変に……思わないんですか？』
浜「だってさ！兄妹で恋人同士になるって多分すっごく難しかったでしょ？それでもお互いがお互いのこと好きで恋人同士になったんでしょ？それってすごいことだと思うから」
早口で語りながらもAちゃんにふわりと微笑む浜田。やっぱりこいつなら大丈夫だった。
『……ありがとう』
Aちゃんは泣きそうな顔をしながら浜田の手を握り返す。
河「そうだ、忘れかけてた。Aちゃん、浜田にさっきの話してみて」
『あ！そうでしたね。浜ちゃん、音に味を感じたことってある…？』
浜「音に味……？私はないけど、世の中にはそういう人もいるって話では聞いたことあるかな…？」
『そっか……私ね、音を聞くと味覚を感じるの。浜ちゃんの声は甘いけど爽やかだね。アイスクリームみたい』
浜「そうなの⁉すごいすごい！それって楽器の音とかでもなるの？」
『うん。基本的にはなんでも』
浜「じゃあさ！私と志賀さんの音聴いて欲しい！」
『志賀さんも楽器吹けるんだっけ？』
浜「そうそう！今日は楽器持ってないけど……今度！聴いてね」
『うん。是非』
初対面とは思えないほど仲良くなったAちゃんと浜田。どっちもコミュ力の塊みたいな人間だもんな。
伊「A〜？どこー？」
『あ！兄さん！ごめん、行ってくるね』
浜「うん！」
伊沢に呼ばれて小走りで去っていくAちゃん。
浜「でもまさかルルカちゃんと河村さんが知り合いだとは思いませんでしたよ」
河「まあね。あの子しばらくうちに居候してたし」
浜「居候……？私が公演でいない間に一体何が……」
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雪音(プロフ) - rioさん» コメントありがとうございます！これからもご期待に添えるよう頑張ります！ (2020年9月23日 21時) (
レス) id: e88b8137a8 (このIDを非表示/違反報告)
rio(プロフ) - この物語大好きです、！ (2020年9月23日 21時) (レス) id: fc34d02cb0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：雪音 | 作成日時：2020年9月22日 18時
