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Aside
カ「それじゃ撮影始めまーす！」
『お願いします』
人生で初めて着るウエディングドレス。初めて入るチャペル。どうせなら相手は兄さんが良かったなと思うけどこれも仕事だ。わがままは言えないだろう。
カ「それでは今日の撮影は終わりです！お疲れ様でした！」
『ありがとうございました！』
伊「ルルカ、おつかれ」
『兄さん！ありがとう』
伊「ドレス、似合ってる」
『えへへ、ありがとう』
髪が崩れないように頭は撫でずにほっぺをむにむにされる。小さな心遣いが見えて嬉しくなった。
河「ルルカちゃんおつかれー」
『⁉河村さん⁉というか皆さんも！どうしたんですか？』
兄さんの影から河村さんを始めふくらさんや拓朗…動画のメインメンバーがぞろぞろと現れた。
河「ちょっと野暮用でね。山本、こうちゃん、伊沢のことよろしく」
「「はい！！」」
山「伊沢さん！こっちです！」
伊「え、どういうこと⁉」
こ「いいからいいから！早く来てください！」
可能性コンビに連れられて兄さんは別室へと連れて行かれた。
『えっと……？』
河「ルルカちゃんはここで待っててね」
『？？撮影はもう終わりましたよ？』
カ「あれ？でもチャペル、このあと1時間くらいルルカさんの名前で予約されてますよ？」
『へ？』
カメラマンさんに声をかけられるがこの後の予定なんて全く聞いてない。
河「Aちゃん、これから結婚式するよ」
『え……ええええ！！？！！？？』
ふ「河村発案だよ。みんなに声かけたのは俺だけどね」
河「公で式を挙げることはできないから、せめて内輪でだけでもどうかと思ってね」
『がわむらざぁぁん……』
河「ほら泣かないの。せっかく綺麗にお化粧してもらってるのに」
感極まって泣いているとチャペルのドアが開いた。
伊「A」
『……兄さん』
そこには純白のタキシードに身を包んだ兄さんが立っていて。兄さんはゆっくりとこちらに歩いてきてふわりと私の手を取った。
伊「行こうか」
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雪音(プロフ) - rioさん» コメントありがとうございます！これからもご期待に添えるよう頑張ります！ (2020年9月23日 21時) (
レス) id: e88b8137a8 (このIDを非表示/違反報告)
rio(プロフ) - この物語大好きです、！ (2020年9月23日 21時) (レス) id: fc34d02cb0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：雪音 | 作成日時：2020年9月22日 18時
