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ふくらside
伊「ふくらさん……ちょっとこれ見てくれませんか……」
伊沢が差し出してきたのはとある女性向け雑誌。開かれたページにはAちゃん…もといルルカちゃんが載っていた。決して背が高いわけではない彼女だけどそれをもろともしないオーラとスタイルの良さがあって、【期待の新人！】とデカデカと書かれている。
ふ「すごいね……本当なんでもできちゃうんだなぁ……」
伊「ほんと……美人すぎて……」
高学歴とは思えないほどの語彙力のなさで彼女を褒め称える伊沢。
ふ「でもそのうち男のモデルの人と共演とかしそうだよね〜」
そう言うと伊沢はあからさまにビクッと体を震わせた。まずい、地雷踏んだかもしれない。
『こんにちは〜』
ナイスタイミングでオフィスにやってきたAちゃん。よかった、これで伊沢も落ち着くだろう。
伊「A！男のモデルと共演なんかしないよな⁉」
『ど…どうしたの急に……あ、でも今度あるかも……？』
伊「え"……」
今にも灰になって飛んでいきそうな伊沢。大丈夫かうちのCEO。
『今度ウエディングドレスのモデルすることになってさ、それで新郎役の人と共演することに……って兄さん⁉』
頭を抱える伊沢とその周りであわあわしているAちゃん。でもたしかにウエディングドレスってのはダメージデカそうだなぁ…
伊「俺より先にAのウエディングドレス姿を見る奴がいる……？駄目だ許せん」
『あ、じゃあ見にくる？』
伊「え…？」
『写るのは無理だろうけど見てるくらいなら大丈夫だと思うよ？』
伊「い、行く！いつ⁉」
『えっとね〜……』
なんだか付き合い始めてから立場が逆になった気がする。初めはAちゃんが伊沢に構いまくってたのに今では伊沢の方がAちゃんに夢中だ。
河「ふくら、ちょっといい？」
ふ「ん？なに？」
河「頼みがあるんだけど……」
いつのまにか来ていた河村に耳打ちをされる。
ふ「……！なるほどね、わかった。みんなに言っとく」
河「ありがとう」
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雪音(プロフ) - rioさん» コメントありがとうございます！これからもご期待に添えるよう頑張ります！ (2020年9月23日 21時) (
レス) id: e88b8137a8 (このIDを非表示/違反報告)
rio(プロフ) - この物語大好きです、！ (2020年9月23日 21時) (レス) id: fc34d02cb0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：雪音 | 作成日時：2020年9月22日 18時
