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伊沢side
『楽しかったね、兄さん』
伊「そうだね」
打ち上げも終わりAと2人で家に帰る。ふと、Aが俯いて立ち止まった。
『……いつまでもこのままじゃいられないのかな』
伊「ん？どうした？」
『光ちゃんとか紗良ちゃん、沙紀ちゃん…みんないい子だった。もし兄さんが彼女にあんな子たちを連れてきたら私はきっと認めざるを得ない』
伊「………」
『…兄妹ってずっと一緒にいられると思ってた。でも、いつか兄さんとも離れないといけない日が来るのかな』
伊「んーどうだろうね。でも俺は今のところAより可愛い子知らないし。今はQuizKnockが第一だから結婚とかも考えてないから安心してよ」
『兄さん…』
伊「Aは？好きな人いないの？」
『1番近くにこんなにかっこいい人いたら他の人見てる余裕ないよ』
伊「でも俺と出会わなかったら水上のこと好きになってたんでしょ？」
『…！聞いてたの？』
伊「さっきの打ち上げで聞いた」
『…だって颯くんは昔の兄さんにすごく似てる。心からクイズを楽しんでるところも、勝利に貪欲なところも』
伊「たしかにそうかもね…。あぁぁ…水上にだったら安心してAのこと送り出せるんだけどなぁ…」
『私はどこにも行かないよ。兄さんに彼女ができても、兄さんが結婚しても』
伊「…兄貴としてはAの花嫁姿見たいけどね」
『兄さんが見せてくれても良いんだよ？』
伊「ははっ、そうだな」
俺は多分、Aに妹以上の感情を持っている。それが兄妹愛なのか恋心なのかはわからない。それでも、今はどこまでを俺に憧れ、慕ってくれるお前の隣にいたいと思った。
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雪音(プロフ) - rioさん» コメントありがとうございます！これからもご期待に添えるよう頑張ります！ (2020年9月23日 21時) (
レス) id: e88b8137a8 (このIDを非表示/違反報告)
rio(プロフ) - この物語大好きです、！ (2020年9月23日 21時) (レス) id: fc34d02cb0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：雪音 | 作成日時：2020年9月22日 18時
