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Aside
『緊張する…』
今日は東大王の収録。兄さんはメイク中だし私にも一応楽屋はあるのだがなんだかそわそわしてしまって廊下をうろちょろしていた。
水「あれ？Aじゃん」
『颯くん！』
水「なんでここにいんの？」
『…今日はルルカとして来たの』
水「あー…なるほどね。じゃあ伊沢さん推薦枠ってルルカなのか」
『まあね。…ルルカのこと誰にも言っちゃダメだよ？』
水「わかってる」
鶴「水上ー、そろそろ集まってだって〜。ってあれ？Aちゃん？」
『鶴くん！おひさ〜。じゃあ私はそろそろ行こうかな。颯くん、鶴くん、今日は楽しもうね』
「「おう」」
知り合いに会えたことでほんの少し和らいだ緊張を胸に、私は撮影現場に入った。
山「今日も始まりました東大王！今日はなんとね、伊沢推薦枠があるんです！」
ヒ「よしじゃあ伊沢！紹介してくれ」
伊「はい！今日僕が推薦するのはこの方です」
兄さんの声に合わせてカメラがこっちに向くのがわかる。外行きの表情を浮かべているが内心ガッチガチである。
伊「YouTuberのルルカさんです。以前ご一緒させていただいた時にクイズをしたんですが、僕の目から見てもすごいなと思ったので推薦させていただきました」
山「ルルカちゃんか！自己紹介お願いしても良い？」
『はい！…どうも！ルルカです！普段はYouTuberとして歌ってみたや踊ってみたという動画を配信しています！よろしくお願いします！』
私の挨拶で会場は拍手に包まれる。モニターの向こうの兄さんも満足げだ。
ヒ「ルルカちゃんはアニメ声優の経験もあるとか」
『はい！魔法少女リリカ☆ルルカっていうアニメのルルカ役で出演させていただきまして、その時の(A)を貰って、ルルカと名乗ってます』
ヒ「何か決め台詞なんかお願いできますか？」
『決め台詞……【魔法少女ルルカ！キミの呼びかけに応えて参上よ】……こんな感じでしょうか』
「「「おおおぉぉ！！」」」
鶴「いや〜そのアニメリアルタイムで観てたので感動です」
「「「あははは〜〜」」」
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雪音(プロフ) - rioさん» コメントありがとうございます！これからもご期待に添えるよう頑張ります！ (2020年9月23日 21時) (
レス) id: e88b8137a8 (このIDを非表示/違反報告)
rio(プロフ) - この物語大好きです、！ (2020年9月23日 21時) (レス) id: fc34d02cb0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：雪音 | 作成日時：2020年9月22日 18時
