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Aside
2人で向かい合って座ると魅代は上機嫌で話し始めた。
魅「久しぶりだねお姉ちゃん」
『ええそうね。今日は何か用事があって来たの？』
魅「うん！パパがね、お姉ちゃんを道明寺家に戻すって」
『…は？』
魅「私勉強とか嫌いだけどお姉ちゃんは勉強好きでしょ？私が家を継ぐけどお姉ちゃんには私の補助として事務仕事とかしてほしいんだって！」
『はぁ…つまり地位や権力は魅代の物だけど面倒な仕事は私がやれということ？』
魅「よくわかんないけど難しいことはAに任せておけばいいってパパが言ってたよ？」
『相変わらずね。残念だけどお断りだわ。今いる場所の方が大切だもの』
私が断ると思ってなかったのか魅代の顔はみるみる険しくなる。
魅「私に道明寺家を押し付けといて？」
『押し付ける？貴方たちが私から奪ったのでしょう？』
魅「私は別に家を継ぎたかったわけじゃないもん、修功くんと結婚したかっただけ。それなのに自由は無くなるし修功くんの家には絶縁されるし最悪だよ」
『…絶縁までされたの。大変だったのね』
魅「パパがね、Aが戻ってくれば鶴崎家との関係も戻るって言ってたの。だからいいでしょ？」
伊「それは駄目だなー。Aちゃんがいなくなるのはうちとしても困る」
『…伊沢さん』
魅「貴方は？」
伊「俺の名前は伊沢拓司。Aちゃんが今いるQuizKnockっていう会社のCEOなんだ」
魅「…かっこいい」
『…え？』
魅「伊沢さんってお姉ちゃんと付き合ってるんですか？」
伊「ん？ああそうだよ」
魅「そっかぁ…伊沢さん、お姉ちゃんって一緒にいて楽しいですか？」
伊「どういうこと？」
魅「だってお姉ちゃんって可愛げもないしいっつもパパの言うこと聞いて自分の意見なんて言わないし。パパだって昔からAは劣等生だって…」
『魅代、何が言いたいの？』
魅「つまり！お姉ちゃんより私と付き合いましょ？てか、お姉ちゃんなんて家柄しか取り柄ないのに今はそれすらないじゃないですか。なんでお姉ちゃんなんかと付き合ってるんですか？」
伊「Aちゃんはかわいいよ。君が知らないだけでね」
伊沢さんは陶器のように美しく、温度のない笑顔でそう言った。
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雪音(プロフ) - ﾆｭｳさん» 伊沢さんは怒ったとき早口で捲し立てるタイプか口が悪くなるタイプか悩んだんですよね…！いい反応もらえて嬉しいです！笑 (2020年5月9日 11時) (
レス) id: e88b8137a8 (このIDを非表示/違反報告)
ﾆｭｳ(プロフ) - 雪音さん» 最高です！！怒ってる伊沢さん…最高すぎません？笑 (2020年5月9日 11時) (レス) id: 1d82ba3bb7 (このIDを非表示/違反報告)
雪音(プロフ) - ﾆｭｳさん» お話更新しました！甘く…できたかな…？笑 (2020年5月9日 0時) (レス) id: e88b8137a8 (このIDを非表示/違反報告)
ﾆｭｳ(プロフ) - 雪音さん» お！もっと甘く！！楽しみにしています！ (2020年5月8日 22時) (レス) id: 1d82ba3bb7 (このIDを非表示/違反報告)
雪音(プロフ) - ﾆｭｳさん» いつもコメントありがとうございます！！伊沢さんとの絡みが見たいという声が多かったので甘々を目指しました！これからもっと甘くできる…かな？笑 (2020年5月8日 21時) (レス) id: e88b8137a8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：雪音 | 作成日時：2020年5月5日 18時
