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伊沢side

『うん!絶対優勝してくる!』

Aちゃんはキラキラした笑顔でそう言って会場に消えてった。


伊「え、何今の」


正直状況が全くわからない。優勝を祈願するなら女の子のおでこにキスしても良いのか?


鶴「おまじないです」


ふ「キスがおまじないってどういうこと?」


鶴「昔2人で読んでた本に「額へのキスは祝福の証」って書いてあったんですよね。それ以来、Aになんかあったときはよくしてたんです。まあ最近は道明寺家の長女として〜とか言って僕にも強がってましたからほとんどしてませんでしたけど」


ふ「…Aちゃんは道明寺家に残りたかったのかな」


伊「??」


ふ「はじめてAちゃんと会った時、「私もう道明寺じゃないんです。ごめんなさい」って言ってたから」


鶴「それは多分本人もわからないと思います。でも僕はAがQuizKnockの皆さんと出会って、良く笑うようになった、とは思いますね」


伊「たしかに初対面の時のAちゃんどっか怯えた感じあったもんな」


鶴「道明寺の名を名乗るということはある意味Aのアイデンティティーでしたから。それが崩壊して自分は何者なのかわからなくなってたみたいです」


ふ「やっぱりQuizKnockはさ、Aちゃんが安心して帰ってこれる場所にしたいよね」


伊「ああ。それはAちゃんをライターに加える時にも考えた。あの子に家族がいないなら俺らが家族になろう」

それは鶴崎からAちゃんとAちゃんの家庭事情を聞いた時からずっと思っていた。数ヶ月一緒に活動してきてもそれだけは変わらない。

鶴「そう思ってくれるなら、Aも幸せだと思います」


結局決勝もAちゃんの圧勝。鶴崎の『おまじない』とやらのおかげなのかと思うとなんかムズムズした。


伊「お疲れ様。優勝おめでとう」


『ありがとうございます!このトロフィーと賞状オフィスに飾ってもいいですか?』


伊「もちろん。みんなにも見てもらおう」


ふ「今日はAちゃんの優勝祝いにみんな呼んでパーティーしよっか」


『ほんとですか⁉』


鶴「よかったね、A」


『うん!…そうだ鶴ちゃん。鶴ちゃんにお願いがあるの』


鶴「ん?どうしたの改まって」


『お願いっていうのは…ーーー』


「「「………!!」」」


『いいかな…?』


鶴「もちろん。すぐ連絡しておくね」


『…!!ありがとう』

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雪音(プロフ) - ニュウさん» 伊沢さんは怒ったとき早口で捲し立てるタイプか口が悪くなるタイプか悩んだんですよね…!いい反応もらえて嬉しいです!笑 (2020年5月9日 11時) (レス) id: e88b8137a8 (このIDを非表示/違反報告)
ニュウ(プロフ) - 雪音さん» 最高です!!怒ってる伊沢さん…最高すぎません?笑 (2020年5月9日 11時) (レス) id: 1d82ba3bb7 (このIDを非表示/違反報告)
雪音(プロフ) - ニュウさん» お話更新しました!甘く…できたかな…?笑 (2020年5月9日 0時) (レス) id: e88b8137a8 (このIDを非表示/違反報告)
ニュウ(プロフ) - 雪音さん» お!もっと甘く!!楽しみにしています! (2020年5月8日 22時) (レス) id: 1d82ba3bb7 (このIDを非表示/違反報告)
雪音(プロフ) - ニュウさん» いつもコメントありがとうございます!!伊沢さんとの絡みが見たいという声が多かったので甘々を目指しました!これからもっと甘くできる…かな?笑 (2020年5月8日 21時) (レス) id: e88b8137a8 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:雪音 | 作成日時:2020年5月5日 18時

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