らくだい魔女と不思議な人間界から来た子

チトセは寂しがってる？ ページ25

〜スミレsibe〜

フ「いっつも寂しがってるじゃん！『あーあー。兄さんたちがいるとうるさいんだけど、減ったらなんか寂しいなぁ〜』って！」


チ「別にそういう意味じゃねーし！」


カリ「まあまあ」


カイ「それで……ヒカリ。お前どうするんだよ」


チ「俺の家に住むか？」


フ「ほら！やっぱ寂しいんだ〜」


チ「うっせー！」


ヒ「じゃあ、チトセ。これからお願いします。」


すると、チトセくんは少し嬉しそうな顔で言った


チ「ああ！」


ス「フウカちゃんも、これからよろしくお願いします！」


私は、フウカちゃんに向かってぺこりと頭を下げた


フ「もう！そんな方苦しいこと辞めてよ！あと、あたしのことは、フウカで良いから！」


ス「うん！」


カイ「じゃあ決まりだな！」


カリ「もう暗いし、帰りましょ！」


ス「ちょっと待って！」


私は、大事なことを思い出した


フ「どうしたの？」


ス「………こっちの学校に行って、またみんなからいじめられたらどうしょ」


ヒ「あーそういうことか」


チ「その事なら大丈夫だ！」


ス「本当に？」


フ「本当！だって、あたしたちのクラスは、みーんな仲良いからね！」


ス「それなら良いんだけど……」


カリ「スミレちゃんは少し考えすぎよ！」


カイ「そうだぞ！もうちょっと周りを信じて見たらどうだ？」


ス「そうだね！みんなありがとう！！！！」


私がお礼を言うと、みんなニコニコしながら私を見た


カリ「あらやだ！もうこんな時間だわ！早く帰らないと！」


フ「本当だ！ママに叱られる！」


チ「女王の雷が落ちるな」


ス「雷ってどういう事？」


フ「あとで家のことぜーんぶ教えてあげるから！」


フウカが先に出て、みんなを手招きしている


フ「早く早く〜」


ス「私……ホウキに乗れないよ？」


フ「大丈夫！後ろに乗って！」


チ「途中で落とされないようにな〜」


フ「大丈夫よ！さぁスミレ、乗って」


私は恐る恐る後ろに乗る

フウカは私が乗ったことを確認すると……


ス「キャァーーー！！！！」


ヒ「大丈夫だぞ！」


フ「じゃあカリン！また明日ね！」


カリ「うん！皆んなまた明日！！！！」


カイ「じゃあな！」


チ「じゃあな！フウカ」


フ「うん！またね！」


ヒ「スミレも、またな！」


ス「うん！バイバイ！」


そう言って皆んなそれぞれの家に帰って行った

作者から！→←どうする？

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す