第一章 五話 ページ5
刺桐時朗「あの子の使う呼吸に1つだけ死んだ人間を蘇らせる型があります」
産屋敷「其れはあの子の命と引き換えになる型だよ」
私は心臓の鼓動以外の動きがピタリと止まった。
私は苛立ちが止まらなかった。
刺桐時朗「ですが!戦力不足の鬼殺隊である中、あの御方の力を借りなければ、鬼舞辻無惨を倒す所か鬼殺隊は鬼によって全滅してしまいます!あの型が使えるのはあの子のみ。云わばあの子は“鬼殺隊の最終兵器”だ」
何を言ってる。
あの型は時の呼吸を使う剣士達が使うのを最も恐れたものだ。
刺桐時朗もその一人。
その癖にあの型を私に使わせようとしている。
まるで私に死ねと言っているようだ。
あの型はまだ完成品ではない。
あの型…零の型 「死灰復燃」は今まで誰も現実化させた事がない程難しく、謎が多い型だ。
死んだ者を生き返らせる型ではあるが、その代償として型を使った者は必ず骨も残らずに死んでいく。
もし完成したとしても、蘇った人が動ける時間はせいぜい30分だと言われている。
この零の型を使って、失敗に終わり跡形もなく死んでいった剣士を山ほど見てきたであろうお館様にその様な言葉をかけるなど、礼儀がなっていない。
お館様は必ず有り得ないと言うはずだろう。
私はそう心に確信していた。
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ゆっくり四つ葉 - いいのか、、、888評を889評にしてしまって、、、!素晴らしい作品をありがとうございます! (2020年9月14日 20時) (レス) id: 558ca2fe7e (このIDを非表示/違反報告)
莉華 - あゅみさん» ホントですよですよ!!!!あぁ.......尊い.... (2019年12月15日 23時) (レス) id: a72f134362 (このIDを非表示/違反報告)
あゅみ(プロフ) - 莉華さん» 無一郎くん可愛すぎて永久保存ものですよ笑 (2019年12月15日 21時) (レス) id: c188dca51c (このIDを非表示/違反報告)
あゅみ(プロフ) - 肯定的なトマトさん» 無一郎くん尊いですよね泣 (2019年12月15日 21時) (レス) id: c188dca51c (このIDを非表示/違反報告)
莉華 - ん"ん"ん"........!!!!むいくんがかあいい....!!!! (2019年12月15日 16時) (レス) id: a72f134362 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:とーにゅ | 作成日時:2019年12月1日 21時