第三章 六話 ページ26
杏寿郎「A!柱就任おめでとう!Aの好きそうなものを買ってきたから共に茶でもどうだ!」
A「煉獄さんっ!是非!!」
煉獄さんは本当に私の好みを知っている。
煉獄さんは相手の事を良く見ている。
私達はよく茶を共にするが、今回は私の特に好きな和菓子が用意されていた。
杏寿郎「今日はAの特別な日だからな!俺はこれくらいしか出来ないが俺なりに祝いの品を揃えた!」
A「煉獄さんっ、、、グスッ」
煉獄さんのお日様のような包容力は私を安らかな気持ちにさせてくれる。
天元「A!柱になったんだってなぁ!」
A「ちょっ、!…髪の毛崩れるっ!」
私が歩いていると後ろから宇髄さんからいきなり肩を組まれ、頭をわしゃわしゃと撫でられた。
天元「お前、ずっと頑張ってたもんな、だがな柱ってのはお前の頑張りの延長線上ってだけだ。つまり肩書きだ。だから柱になったからって自惚れちゃあ終いだ」
少し乱暴な所はあるけど、いつも宇髄さんの口にする言葉は説得感がある。
A「分かってます!私は宇髄さんよりも強くなります」
天元「俺よりか?そりゃあ至難の業だな!」
まきを「天元様っ〜!!」
天元「おっと、嫁が呼んでる。A、またな」
A「はい、お気をつけて〜!」
天元「…期待してるぜ」
そして泣きたくなるくらい褒め方が上手い。
小芭内「A、柱になったと聞いたが」
A「小芭内!態々来てくれたの?」
小芭内「まぁ、そんなところだ」
A「嬉しい!ありがと、小芭内」
小芭内「っ……そもそも、お前は警戒心がたりない、例え鬼殺隊の本部だとしてももう夕方になるって言うのに戸締りもしないで、縁側で何してた、人間の狼共はゾロゾロといるんだぞ」ネチネチ
出た。小芭内ネチネチタイム。
A「何してたって、日が沈むのを見送っていただけだよ」
小芭内「怖くはないのか」
A「ぇ?何が?」
小芭内「柱になって危険な仕事が回ってくる事だ。十二鬼月も下弦だけでなく上弦もそのうち相手にしなくてはならない時が来る。…それにAは耐えられるのか」
A「怖がってたらとっくに死んでるよ」
小芭内「っ……そうか」
小芭内は一度目を見開くが直ぐに目をふせた。
小芭内「………おめでとうA」
私はやっと小芭内に信用されたと思った。
2737人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「鬼滅の刃」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ゆっくり四つ葉 - いいのか、、、888評を889評にしてしまって、、、!素晴らしい作品をありがとうございます! (2020年9月14日 20時) (レス) id: 558ca2fe7e (このIDを非表示/違反報告)
莉華 - あゅみさん» ホントですよですよ!!!!あぁ.......尊い.... (2019年12月15日 23時) (レス) id: a72f134362 (このIDを非表示/違反報告)
あゅみ(プロフ) - 莉華さん» 無一郎くん可愛すぎて永久保存ものですよ笑 (2019年12月15日 21時) (レス) id: c188dca51c (このIDを非表示/違反報告)
あゅみ(プロフ) - 肯定的なトマトさん» 無一郎くん尊いですよね泣 (2019年12月15日 21時) (レス) id: c188dca51c (このIDを非表示/違反報告)
莉華 - ん"ん"ん"........!!!!むいくんがかあいい....!!!! (2019年12月15日 16時) (レス) id: a72f134362 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:とーにゅ | 作成日時:2019年12月1日 21時