ちょっとヨコハマ潰そうとした奴が南波に来た

11話目…… ページ13

聞いたところ『新年大会』と言うのは看守と囚人が協力し合う行事らしい
話を聞いただけでも「それ怪我せんの？」って感じだった

「…………あれ…主任看守さん……は……？」

3「キジさんなら向こうの13舎の方に行きましたよ」

なんか…怒ってる………

「本当だ……」

82「てかムム、キジさんの事『主任看守さん』なんて呼んでんのか？」

「……名前呼ぶの……て…慣れない………」

82「そーいやそんな事言ってたな」

3「ですがそのままだと他の舎の主任看守さんと被って分かりにくいですよ？」

「それも……そうかも…ちょっと……言ってくる…」

俺は主任看守さんの所に向かった

82「…あいつ本当に唐突だよな」

3「考えていることが分かりませんね…」


〜移動中〜


「………」

雉「ん？ 66番ちゃんも来たの？」

「うん…ね…ねぇ…」

雉「何よ？」

「え…と…………キジさん…て呼んで…いい？」

雉「別に構わないわよ…て言うか他の子達には大体そう呼ばれてるんだから」

「…ありがとう………」

あ…キジさんに………頭撫でられた…
ちょっと…嬉しい…





猿「あいつ何なんだ？」

一「さぁ？」

犬「一週間前くらいに来た囚人だ」

2人「ふーん」

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