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A「ちょ、井上く、」
瑞稀「ふは、今日は『みずくん』って呼ばねえのな」
抱きしめられた形でドキドキしていると、ぐいっと剥がされて、顔を凝視される。
背丈が伸びて、性格が少し変わってても、みずくんはみずくんだ。
変わらない匂いと笑顔に、何も言えなくなっているとみずくんは私顔に手を添えてそのままキスをした。
*
*
涼「なんのつもり？」
A「なんのつもり、って？」
涼「なんで瑞稀と付き合ったの？
Aが好きだったのは小さい頃の瑞稀でしょ」
A「なんでって、…それはそうだけど、」
涼「なら別れなよ。てか、別れて。
Aも瑞稀も傷つくだけだから」
A「なにそれ、意味分かんないよ。
涼くん、何か知ってるならちゃんと話して」
みずくんと付き合うことになった次の日に、
私は涼くんに呼び出しを受けた。
みずくんの''なにか''をすべて知っている涼くんにそう言われ、反抗的な態度を示すと「もういい」と言う。
…もういいって、なに。
涼「…瑞稀の中に過去の瑞稀を探さないで。
…昔の話も絶対しないで。…それが出来ないなら、…俺はどんなやり方でもお前と瑞稀を離れさせるから」
涼くんの目は真剣そのもので、
話してくれない理由も、そのみずくんの秘密も何もわからなかった。
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りうね(プロフ) - にこりさん、おかえりなさい！とっても嬉しいです。邂逅楽しみにしています。 (2019年7月23日 17時) (
レス) id: d5bba296a6 (このIDを非表示/違反報告)
咲(プロフ) - 読みやすくて面白いです！これからも更新楽しみにしています！ (2018年6月10日 14時) (レス) id: 6853d820e0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：にこり。
| 作成日時：2018年5月8日 22時
