10 ページ12
.
涼「瑞稀!!」
A「ねえ涼く、」
涼「お前、瑞稀に何したんだよ!
過去のことには触れるなって言っただろ!」
涼くんから発せられているとは思わない言葉で罵倒されて、私は口を噤む。
みずくんは病室で静かに眠っていた。
A「ごめんなさ…、
でも、掘り返したわけじゃなくて…私の生まれた街に行きたいって言うから、」
涼「Aの生まれた街は瑞稀の街でしょ?!
瑞稀がこれで死んでたらどう責任取るんだよ!」
A「っじゃあ!」
A「…みずくんの、記憶のことちゃんと話してよ。
なんで、なんで涼くんは知ってて私は知らないのっ…!」
早口に言い返すと、涼くんが暗い顔をして目を閉じた。
そして、「…話しても瑞稀のこと好きでいられるか」と私に尋ねる。
A「…10年も片想いしてたんだよ。
…受け止める。」
涼「…そ。ならいいけど。…付いてきて」
涼くんは困ったような複雑な顔をしてみずくんの病室を出た。
みずくんに、何があったの?
.
740人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
りうね(プロフ) - にこりさん、おかえりなさい!とっても嬉しいです。邂逅楽しみにしています。 (2019年7月23日 17時) (レス) id: d5bba296a6 (このIDを非表示/違反報告)
咲(プロフ) - 読みやすくて面白いです!これからも更新楽しみにしています! (2018年6月10日 14時) (レス) id: 6853d820e0 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:にこり。 | 作成日時:2018年5月8日 22時