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私は、彼が、みずくんが好きだった。
多分初恋だし、運命の恋だと思ってる。
気持ち悪いと思われるかもしれない。でも。
10年経っても、私はみずくんが好きなままだ。
だって、繋がった手から伝わる温度も、
あの日約束した言葉も、
昨日のことみたいにしっかり覚えてるから。
ドキドキしながら先生に案内された教室へと踏み入れる。
…みずくんと同じクラスですように。
これこそ気持ち悪がられるかもしれないけど、神奈川に戻ってくる時に必死になってみずくんの通う高校を調べた。
井上瑞稀 で何度も検索をかけて、SNSを探して。
…ストーカーみたいなことしてしまったけど、それでも折角神奈川に戻ってこれたんだもん。
…それならみずくんと、高校生活送りたいって思ったから。
A「徳間Aです。1年間よろしくお願いします。」
無意識にみずくんを探しながら自己紹介をすると、先生に言われた席へとついた。
隣は、髪を茶色に染め、ピアスを開けた少年。
みずくんとは、似ても似つかないけど、横から見た顔はすごく綺麗だ。
A「あの、…慣れないと思うけど宜しくね」
「…ん」
え、超無愛想！
ん、と一文字だけ返ってきた言葉を聞いて目を丸くする。
…転校早々、隣の席の人と仲良くなれる気がしません。
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りうね(プロフ) - にこりさん、おかえりなさい！とっても嬉しいです。邂逅楽しみにしています。 (2019年7月23日 17時) (
レス) id: d5bba296a6 (このIDを非表示/違反報告)
咲(プロフ) - 読みやすくて面白いです！これからも更新楽しみにしています！ (2018年6月10日 14時) (レス) id: 6853d820e0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：にこり。
| 作成日時：2018年5月8日 22時
