今日:5 hit、昨日:4 hit、合計:58,252 hit
小｜中｜大
く ページ3
.
下らないかもしれないけど、
オレはこれを運命の恋だと思ったんだ。
だから数少ない情報を集めて、
オレは彼女と同じ学校だと言うことを知った。
そう言われてみれば、制服がそうだったような気もする。
あまり学校に来ていないらしく、モデルの仕事の合間を縫って来るのだとか。
モデルかぁ、そりゃ、綺麗なわけだ。
ほお、とやけに納得して彼女と同じクラスのやつに来る曜日を教えてもらうと、
オレはその曜日に彼女のクラスへ行った。
優斗「桜木さん！」
大声で名前を呼ぶと、彼女が静かな目でオレを捉えた。
そして少し目を見開く。
優斗「一緒にお昼食べませんか！」
オレの誘いに、クラスは桜木さんとオレの両方を交互に見る。
桜木さんは少し頬を染めてキョロキョロすると、静かに椅子を立ってオレの方に近づいた。
A「恥ずかしいから、大きな声で呼ばないで…
それに、私は貴方にきちんと伝えたはず、」
優斗「諦められないから、付き纏うって決めたんだ」
A「…迷惑って言っても、？」
優斗「勿論！」
A「じゃあ…彼氏がいるって言っても？」
優斗「…それはちょっと計算外…だけど。
オレ、諦めるつもりない！」
ニッと笑ってみせると桜木さんは、はぁと溜息を吐いて、オレの目を見つめた。
A「…後悔しても、知らない。」
.
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 605人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：にこり。
| 作成日時：2018年4月4日 21時
