ツンデ廉愛 ( 永瀬 ) (ページ10)

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A｢狂うなー｣

放課後の教室に廉を待って1人

A｢結局廉も私のこと大好きじゃん？｣

サッカーやってる廉を窓から眺めて
そう呟いてニヤニヤしてる私

だって嬉しかったもん。
怜央くんにああやってハッキリ言ってくれて。

一人で夢見心地で雲の上に行きかけてたら
教室の扉が開く音がして

意味もなく扉の方を見る

A｢あ、怜央くん｣

怜央｢よう。なにこの時間まで
永瀬待ってんの？笑｣

陸上姿の怜央くんが教室に入ってきて
机の中をガサガサ漁る

それで｢あった！｣って可愛い声

A｢んーまあうん｣

怜央｢あいつのなにがいいかわかんねえわ｣

怜央くんは困り顔でそう言うと
私の隣に立って外を見る

怜央｢今日永瀬とAちゃんのキス
見せつけられたけどさー｣

怜央｢あれで諦めるほど俺、
簡単な男じゃないよ？笑｣

A｢え、？｣

怜央｢だって永瀬よりAちゃん
笑顔にできる自信あるもん俺｣

顔をぐっと近づけて話す怜央くんを
恥ずかしくなって見つめられない

怜央｢顔赤くなるの照れると。
ほんと可愛いよね。｣

怜央くんはそう言うと
私の頭に手を乗せて

額にキスをする

怜央｢唇は流石に彼氏に怒られそうだから笑｣

怜央くんは笑って頭をぽんぽんすると
｢じゃあ練習行くわ｣って

教室出て行った。

また、調子狂っちゃうよ。

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