Look ! / 20 ページ20
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もうバレるのは時間の問題だと思った。
最近Aちゃんに凄い怪しい目で見られる。
優斗｢オレの顔になんかついてる？｣
ニコッと笑いかけるとAちゃんは｢別に…｣と少し照れたように肩を竦めるから
まだオレに惚れてくれてるんだなと安心。
…この状態を続けるだけ無意味なことはオレが一番分かってんだけどさ。
瑞稀くんはAちゃんが好きで、
Aちゃんはオレが好き。
オレが焦らせば瑞稀くんとAちゃんがくっつくことは絶対ない。
…ずっとこのままでいいはずなんてないけど。
なんでオレは振り向いてもらえない人を好きになったのか。
ましてや
男、なんてさ。
自分は普通だと思ってた。
ずっと。
別に女が嫌いだったわけでも、
男が好きだったわけでもない。
ただ、今まで付き合った彼女と上手くいかなかったのは、好きという感情が持てなかったからだ。
可愛い、と思う。
一緒にいて楽しい、と思う。
ただ、それって。
ただ人形を見て思う感情と、男友達といる感情と同じだった。
そんな時、龍我に出会って。
龍我はオレを好きだと言った。
オレはその好きを違う意味として捉えてた。
龍我｢おれは、優斗くんとずっと一緒に居たい｣
龍我の好きの意味を明確に知ってしまった時
オレはハッとした。
ドキッとした。
気づいてしまいたくない感情に、
名前が付いてしまった瞬間だった。
'' 好き ''
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お話がここから大きく展開します。
ここまで読まれてこの先は無理だと思われた方はUターンいただけると幸いです。
そう言ったシーンの描写は一切書きませんが、
先に記載しておきます。
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作者名：にこり。
| 作成日時：2017年9月4日 23時
