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「ねえ、その呼び方やめてよ」
「は、はい」
「名前で呼んで」
「はい」
「…ねえ、今だよ」
「えっ、今ですか？！」
絶賛押し倒されている体制なのですが…？！
まずは起き上がりたいです
しかし両手で霞柱様の胸を押して抵抗しようともビクともしない。
「あの、そろそろどいても……」
「A」
「ひゃい！」
突然耳元で話すの…本当にやめていただきたい。
吃驚して変な声が出てしまった。
「……ほら、早く名前呼んで。上官命令」
その浅葱色の瞳は、まっすぐ私を捉えて離さないとでも言わんばかり。
「えっと……時透様？」
でいいですか？と目で訴えると
「……」
む、無反応ーーー？！
やっぱり駄目だったのかな？
「す、すみません。お気に触りましたか？」
でもこの人、自分から呼べと言ったじゃないか！
「……わかんないの？下の名前がいいって言ってるんだけど」
いや、今初めて聞きました
「では、無一郎様？」
「様は要らないよ」
「……無一郎殿？」
「ふ、なにそれ」
と、デコピンされてしまった。ちょっと痛い
「ほら、無一郎って呼んで。」
ええ、まさかの呼び捨てを求めていらっしゃる？
相手は鬼殺隊の最高位で、私はその使用人だ。
「それはさすがに、できかねます…。」
「なんで？」
「立場的に…」
「僕は構わないけど」
「私が気にします！！！」
「……無一郎殿はやだ」
ああ、さっきの…
あれはさすがに少しふざけました。
「うーん…。無一郎さん、はどうですか？」
もうこれ以上も以下もないと思います。
「…とりあえずそれでいいよ。」
不服そうではあるが、やっと承諾してもらえたことに胸を撫で下ろしたのだった。
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るな - 無一郎君が好きなのでこんなお話みたいに共同生活したらなと一緒のお布団に寝るのは恥ずかしいけど。 (3月22日 1時) (
レス) id: 9a0d82b2e3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あたかもしれない | 作成日時：2024年2月28日 10時
