出会いは偶然にも必然に。６

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鳴海side,






熊坂：「なにぃいいー！？！？」

中丸：「お久しぶりです。」



まだ中丸さんにしがみついてる私を
特に気にした様子もなく軽くあしらいながら
中丸さんは熊坂さんにも挨拶してる。





熊坂：「こら、鳴海!!どさくさに紛れて抱きついてるんじゃない！」

鳴海：「いいのー!!久々のお兄ちゃんとの再会だもん！」

中丸：「すげー酔っ払い笑 俺はこんなはしたない妹に育てた覚えはないぞ。」

鳴海：「育てられた覚えはない。」

中丸：「おい、簡単に設定を壊すな。」







熊坂さんに無理やり中丸さんから剥がされたあとも、
わ〜中丸さんだ〜って私はとにかくはしゃいでた。






熊坂：「こっちには何で？何かの撮影？近くにいたからさっき電話した感じ？」

中丸さんに紅茶を出しながら熊坂さんが話しかける。


中丸さんの手、綺麗だな〜って
完全に出来上がっちゃってる私は
隣に座ってニコニコして眺めてた。



中丸：「お前、ガン見しすぎ。飲みづらい。

いや、俺も明日久々に休みで。コイツも休みならって思って遊びに来ました。」

熊坂：「えー？？！わざわざー？！！」

中丸：「熊坂さんにも久しぶりに会えたし、来てよかった。」

熊坂：「あー、あたしもう死んでもいいわー。今の超嬉しい。」

中丸：「俺でよかったです？笑」

熊坂：「中丸君に乗り換える。」

中丸：「笑」






隣でニコニコしてる私はその会話のほとんどがちゃんと頭には入ってこなかった。

でも、わざわざ来てくれたっていうことは分かって、それがすごく嬉しかった。







鳴海：「中丸さん、すぐ帰っちゃうの？」

中丸：「え？」

鳴海：「だって、特に用事は無いけど遊びに来たんでしょ？もう帰っちゃうのかな〜って。」

中丸：「あぁ」





そう言って、中丸さんは
上を向いたり下を向いたり腕を組んだり､､､
何かゴソゴソし始めた。







で、最終的に､､､









中丸：「鳴海、明日休みなんだよな？」

鳴海：「はい。」









中丸：「､､､東京遊び来る？」








鳴海：「､､､え？」









まさかのお誘いにフリーズ。









鳴海：「東京？！」

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