助け ページ6
〜Aside〜
僕は、自分の名前を呼ばれる事に驚きながらも恐る恐る目を開く。すると、そこには僕の大切な友人である彼が立っていた……
独特な、紅白の髪色。髪の隙間から覗く、黒と青の瞳が焦ったように酷く心配そうに揺れていた。
貴「轟、さん……。ど、して……」
僕は、少し驚きながら掠れた声で彼に問いかければ良かったと言わんばかりに息を吐く轟 焦凍さん。
すると僕は、ハッと思い出し目の前を向く。そこには、今にもカマを振り下ろしそうな勢いの黒に急いで静止を掛けようと心の中で喋りかける。
貴『黒、僕は大丈夫だからっ……！だから、カマを止めてっ』
僕が、黒に向かって叫べば黒はハッとしたように僕の方へと顔を向け近寄ってくる。
黒「Aッ！すまない、まただ……。俺は、お前の異能力なのに助けられないッ」
そう、苦々しい表情で僕を起こしてくれる黒。その隣には、怒りで瞳を染め上げた白が立っていた。
すると、いきなりの轟さんの登場と僕を助けた行動によってクラスの中がざわめき始める。
爆「おいおい？何の真似だァ？テメェ？何で、そんな生きてる価値もねぇバケモンを庇うんだぁ？……それとも、洗脳でもされてんのか？」
そう、爆豪さんが轟さんにドンドン近寄りガシッと肩を掴み揺さぶる。周りの皆は、轟さんの返答を聞く為にシン……と、静まり返っている。
すると、先程まで俯いていた顔を上げた轟さんの顔は恐ろしい程の殺気を放っており周りの皆を睨みつけ始める。
轟「俺が、洗脳？笑わせんな。俺は、コイツの友達だ。お前らは、コイツが自分とは違う容姿だからとバケモノ扱いするとは……。呆れたぜ、爆豪」
そう、冷めきった瞳で轟さんの肩を掴んでいた爆豪さんの手をパンッと払い除ける轟さん。その瞳は、黒と白以上の怒りで染まっていた。
貴「と、どろき、さん……？」
僕は、何が起こってるのか分からずただただ、その状況を見るしか無かった……。
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有原霊花(プロフ) - あの、ヒーロー目指してる子達が普通虐めします？根本的におかしいと思うんですけど (2019年6月9日 22時) (
レス) id: 70a887fc81 (このIDを非表示/違反報告)
匿名 - フラグを立ててください。立てない場合、違反報告をさせていただきます。 (2018年9月13日 12時) (レス) id: f860374ddb (このIDを非表示/違反報告)
千本桜(プロフ) - 二次元＝オタクの聖地さん» ありがとうございます！早めに、更新したいと思います！！ (2018年9月10日 8時) (レス) id: e733f5adaf (このIDを非表示/違反報告)
二次元＝オタクの聖地 - 続き頑張ってください！！ (2018年9月9日 14時) (レス) id: 205eee0660 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：千本桜 | 作成日時：2018年9月6日 19時
