【名探偵コナン】転生したら、救済しろとか言われてます

ep.5 ページ7

貴「え？有希子さんたちと？」


母「えぇ、そうなのよ。優作(ゆうさく)さんも折角だから隼斗さんも誘って四人でお茶会することになっちゃって」


貴「そっかぁ……。うーん、じゃあ私今日はお外にお散歩行ってくる！」



そう私が、にこりと笑いながら言うと母は「そう？」と少し心配そうにこちらを見ながら答えた。



貴「うん！今日は、いいお天気だから近くの公園まで遊びに行ってくるよ」


母「そう？じゃあ、私たちはもう少ししたら準備をして行くけど何かあったら近くの大人かお巡りさんに言うのよ？」


貴「うん、分かった」



そう返事を返すと、母はやっと安心したように笑い洗い物をし始めた。



ていうか、自分で言っておきながら今更だけど大丈夫かな？だって、米花町やで？



歩けば誘拐、バスに乗るとバスジャック、銀行へ行くと銀行強盗。その他etc……。うっわ思い返すとホンマにやべぇ場所だな。



貴「(まぁ、お母さんたちも有希子さんたちとで話したいこともあるだろうし。私は私で、子供らしく公園ででも遊ぼっかな)」



そう思いながら、「ご馳走様でした」と手を合わせて自分の部屋へと戻った。



貴「さーてと、言っちゃったことは言っちゃったし。出かける準備でもして公園行こ」



そう呟きながら机の近くに掛けてあった、黒のジャケットを着込む。そしてジャケットの近くにあった白のバックを肩にかけて用意する。



バックの中身は、ハンカチ・絆創膏・家の鍵など簡単な物しか入っていなかった。うん、道理でめっさ軽いわけや。



貴「よし、準備おっけー。どうか事件に巻き込まれませんように！あと、主要キャラと必要以上にエンカウントしませんよーに！」



そうパン！と手を、自分の胸辺りで叩き願掛けをする。え？願掛けしても意味ない？そこ、しゃらーっぷ！

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