ep.2 ページ4
こう思い出すと私って、重要なことを知り過ぎてる一般人……。あ、いや女優と男優の間に産まれたから一般人じゃないけども。
兎も角、黒の組織からしたら余計なことを知りすぎた人間ってことになるよね?え?やっぱり死ぬわ。
そんなことを知ってて、万が一にも気を抜いてポンポンそんなこと話したら殺されるわ。いや、最悪拷問されて……。
そんなとてつもなく、イヤーなことを想像するとスッと血の気が引いた。うん、考えすぎ良くない。私まだ、小5よ?
小5は小5らしく、勉学か色恋沙汰に目を向ける時期じゃないか?
そんな馬鹿みたいなことを、考えるが何となくやることが見えては来た。うん。
貴「とにかく自分の身は、自分で守れるくらいにはしたい」
そう呟く。だって、名探偵コナンの世界だぜ?いつ犯罪に巻き込まれてもおかしくない世界。だったら、銃の扱いやら体術やら覚えてないと命が幾つあっても足りんよ。
そう思いもう一枚の紙を、取り出し【やることリスト】と上に書き込む。
その下に、やることをスラスラと的確にそうして私でもやれそうなモノを書いていく。
・銃
・体術
・爆弾の解体
・変装&変声
そう無難だが、やれそうなモノを書き込む。銃の扱いは、コナンくんが新一くんの時にやっていたハワイの射撃場に行けばやれる。
体術はまぁ……。私の両親に交渉しよう。爆弾の解体は、警察学校組のために一応。そういう系は、ネットとか本を買って調べよう。
変装と変声は、父母とあとは工藤夫妻にお願いするしかないよね。うん。アニメでも大活躍だったし二人とも。
そう思い「ふぅ」と一息つく。っていうか、小5からこんなこと考えてる私ヤバいな。
そう思い考えすぎたせいで、今が夜なことを完璧に忘れてた。まぁ、明日は皆大好きな休日だからゆっくり寝れるけど。
明日朝一番にでも、両親には交渉しよう。善は急げーって言うし。そう思い机にあった、電球を消して近くの大きなベットにぼふんとダイブする。
さっき書いた紙は、机の中の奥に隠すように閉まってあるからバレないとは思う。あんなやばい事書かれた紙が、もし見つかれば殺されかねない。
やだよ。私、転生したばっかなのに二日目で死亡なんて。
そう思いながら、これから来るであろう未来に少しの不安と神様(笑)への怒りで疲れた私はすぐに布団の温かさに意識を落とした。
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おもち(プロフ) - うわぁーなんでこんな神作品作れるんですか???神作者様ですか???これからも頑張ってください!続きが気になります! (2020年6月8日 17時) (レス) id: da120451b3 (このIDを非表示/違反報告)
mare - とても面白いですね!頑張って下さい! (2020年3月30日 1時) (レス) id: 753e30b206 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:千本桜 | 作成日時:2020年3月22日 23時