ep.18 ページ20
有「うふふ、確かにAちゃんの小さい頃の写真見せてもらうけど本当に可愛いわよねぇ。まぁ、私の新ちゃんも負けないくらい可愛いけどね!」
貴「ぐぬぬ……。有希子さんまで母さんたちと同じこと言わないで下さいよ。もう、聞いてるコッチが恥ずかしくて死にそうなんですから」
そう言い、小さく唸りながら有希子さんをジーッと見ると「うふふ」と笑いながら頬っぺをつつかれた。
母「それにしても、遂に有希子ちゃんもお母さんになるのね〜。ふふ、何だか不思議な気分ね」
有「そうかしら?でもね、何となくだけど私新ちゃんが大きくなったら優作さんに似ると思うのよねぇ」
母「どうして?」
そう、新一くんを抱っこしていた母が不思議そうに有希子さんに尋ねる。すると、有希子さんは笑いながら新一くんの頭を撫でた。
有「だってね、この子ったらテレビ番組とかでミステリー系が好きなのよ?優作さんの本まで時々、勝手に読んでる時もあるくらいだし」
貴「へぇ〜、新ちゃんはミステリーが好きなんだ。私も優作さんの本好きだけど小さい頃から読むなんて凄いね」
そう言って、私が新一くんの頭を撫でると急に私の小指をぱしっと新ちゃんが握った。
新「あう?だぁ〜!きゃっきゃっ!」
貴「どうしたの新ちゃん?」
そう言うと、母は何を察したのか抱っこしていた新ちゃんを私にパスしてきた。え?いやいや、私に渡されても困るんやけど。
すると、私が慌てて新一くんを母と同じように横抱きにして少し揺らしながら持つとなぜか新ちゃんは私の顔をぺたぺたと触りながら嬉しそうに笑っていた。
有「あらあら〜?新ちゃんったらAちゃんのこと気に入ったの?うふふ、新ちゃんAちゃんのこと好きみたいね〜!」
貴「えっ?いや、うーん……。私、新一くんが気に入る要素ってありましたっけ?」
有「あら、Aちゃんったら分からないの?新ちゃんはね、貴女がとっても優しい子だから懐いてるのよ〜。あと、美人さんなトコロもね」
そう有希子さんは言って、パチンと私に向かってキラキラウインクをしてきた。……え?新ちゃん、それで良いのかい?
確かに今世は、美人顔だが年齢は前世と今世を足したらヤバい数になるオバチャンだぞ?それでいいのかい工藤 新一よ……。
それに、優しいって……。うーん、時分で言うのも何だが私優しいのか分からないな〜と思っていたらそれからその日、一日新ちゃんの相手をさせられましたまる
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おもち(プロフ) - うわぁーなんでこんな神作品作れるんですか???神作者様ですか???これからも頑張ってください!続きが気になります! (2020年6月8日 17時) (レス) id: da120451b3 (このIDを非表示/違反報告)
mare - とても面白いですね!頑張って下さい! (2020年3月30日 1時) (レス) id: 753e30b206 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:千本桜 | 作成日時:2020年3月22日 23時