ep.13 ページ15
モヤモヤとした考えをしながら歩いていたら、いつの間にか我が家(大豪邸)についててまたもや驚きました。
−−ま、考えたって仕方ないか。そう、さっきまで物思いに耽っていた思考をどこかへポイッと投げ捨てる。
貴「ってか、今日の夕飯なんだろ?凄いお腹空いた〜」
そう言い、ガチャりと無駄にデカい扉を開けて朝出てきた時と同じようにリビングに向かって「ただいま〜!」と声を掛けた。
すると、パタパタとリビングから可愛らしいエプロンをまとった私のお母上が登場した。めっさいい笑顔で。
母「あら〜、お帰りAちゃん!どうだった公園?楽しかったかしら?」
貴「うん!あのね、お友達ができた!」
母「あら、そうなの?それじゃあ、手洗いうがいしてらっしゃい。もうお夕飯だからその時にその子たちのお話聞かせて?」
そう、優しく笑う母に「うん!」と元気よく返事を返して靴を脱ぐ。そしてそのまま手洗いうがいをしに風呂場まで直行した。
−−手洗いうがいを済ませてリビングに戻るともう今夜の夕飯であろう料理がテーブルに並べられていた。
貴「わっ!美味しそう!」
母「ふふ、そう?ほらほら、お席に座って食べましょう?」
貴「うん!」
そういい、今朝と同じ場所にチョコンと座る。そして、父と母と一緒にパチンと手を合わせて湯気が立っている料理を食べ始める。
貴「むぐっ、おいひ〜!あ、そういえばお母さんお父さん。有希子さんたちとどうだった?」
父「ん?あぁ、とても有意義な時間だったよ。優作さんと久々に会ったら話が弾んでね。今は、新作のミステリー小説を頑張ってるようだよ」
貴「へぇ〜!それじゃあ、今度遊びに行ったときにまた読ませてもらう!」
母「えぇ、そうねぇ。そうだ、有希子ちゃんがまたAちゃんと遊びたい〜って言ってたわよ。ふふ、本当にモテモテねAちゃんったら」
そう言われ少し苦笑する。この体の元の持ち主の記憶が、私にはなぜかある。それも、有希子さんたちの記憶が。
だがまぁ、有希子さんに着せ替え人形の如く服を着せられていた記憶が私的にはある意味ヤバかった。
貴「あ、あははは〜」
母「そういえばAちゃん。公園でできたお友達のことお話して欲しいわ。女の子?男の子?それとも両方かしら?」
父「ほう、友人ができたのか。それは良いね。僕にも話して欲しいな」
そう言われ、一つ頷いてから今日出会った少年二人について話し始めた。
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おもち(プロフ) - うわぁーなんでこんな神作品作れるんですか???神作者様ですか???これからも頑張ってください!続きが気になります! (2020年6月8日 17時) (レス) id: da120451b3 (このIDを非表示/違反報告)
mare - とても面白いですね!頑張って下さい! (2020年3月30日 1時) (レス) id: 753e30b206 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:千本桜 | 作成日時:2020年3月22日 23時