参話 ページ8
煉「よもや、よもや!!Aさんも、何処か雰囲気が変わっているようだ!!また、強くなっているようだな!」
貴「そうかな?俺は、杏寿郎の方が強くなった気がするけどね」
そう、俺が答えると杏寿郎は少し固まった後ににこりと笑う。どこか、嬉しそうで何よりだ。
錆「……Aさん、俺も義勇も前よりもずっと強くなりましたよ」
義「…………」
そう言い、俺を見つめる二人。俺は、二人よりも背が高いため錆兎と義勇が上目遣いで褒めてと言うように見てくる。
俺は、そんな二人を男だが可愛いなと思ってしまう。義勇は、少し口数が少なく少し勘違いをされる言い方をしてしまうが良い子だ。
錆兎は、そんな義勇を手助けする補佐。錆兎は、義勇が苦手なことをやるというとても相性が良い。苦手な物を、補い合う良い子達だ。
貴「嗚呼、分かっているよ。二人とも、前よりもずっと強くなっている。俺を超えるのも、時間の問題かもしれないな」
錆「っそんな事、ないです!俺たちは、まだまだ未熟ですから。其れに、Aさんを越えれる人は居ませんよ」
そう、確信するように言う錆兎に笑ってしまう。だが、やはり俺を越える人材もそろそろ出て来ても良い頃なのだがな。
貴「いや、もしかしたら俺を越える隊士が現れるかもしれないぞ。其れに、俺はもう錆兎達から見たらおじさんって歳だしなぁ」
俺がそう言うと、皆が一斉に俺を見た。否、何だか鬼を狩っている時よりも凄い気迫で……。
宇「おいおい、Aさん。それ、マジで言ってるのか?」
貴「ん?嗚呼、勿論。俺は、もう今年で三十になるおじさんだぞ?天元たちは、まだまだ若いから良いな」
俺がそう言い、笑うと皆はシーンとして石のように固まってしまった。……不味いことは、言った覚えが無いが気まずい。
宇「……は?」
貴「えっと、何か変なことを言ったか?」
その場に、天元の気の抜けたような声が響いた。辺りを見回すと、皆も驚いたように口を開いていた。
錆「A、さんって二十代前半じゃ無かったんですか?」
貴「ん?嗚呼、そう言えば錆兎や皆には言ってなかったなぁ。一応、柱の中では最年長なんだぞ俺」
何か勘違いしている錆兎に、真実を話すとまたもやぴしりと固まってしまった皆。
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安仙任(プロフ) - 続きを書いてください (2020年10月26日 19時) (レス) id: 80f06437e4 (このIDを非表示/違反報告)
とみおか。 - 更新楽しみにしてます。 (2020年1月23日 23時) (レス) id: dcf7307f00 (このIDを非表示/違反報告)
黒武(プロフ) - 読点の位置に違和感があります。接続詞の後に置けば良いというわけではないので、文章のまとまりを意識してみてください。時間があれば、是非文を読み返して直していただいたらより良くなると思います。 (2019年11月20日 22時) (レス) id: 9328a96416 (このIDを非表示/違反報告)
千本桜(プロフ) - 陸ちゃん信者さん» 閲覧、ありがとうございます!台風は、何とか無事でした。家も何ともなく、停電も少しだけしてすぐに直りました!ご心配、ありがとうございます。これからも、どうぞこの作品を宜しくお願いします (2019年10月15日 20時) (レス) id: e733f5adaf (このIDを非表示/違反報告)
陸ちゃん信者 - コメント失礼します。初めてこの作品を読まして頂いたのですが、凄く面白かったです!それと、台風大丈夫ですか?作者様が千葉に住んでいると言っていたので、凄く心配です。千葉は沢山被害が出ているので大変ですよね...。作者様が無事でいることを願っています。 (2019年10月15日 11時) (レス) id: 623d3b6a9a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:千本桜 | 作成日時:2019年10月8日 21時