【H×H】櫻羽家当主、最強のようです (ページ2)

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プロローグページ2

櫻羽(さくらば)家とは、代々続く名家の屋敷だった。昔で言うならば、華族と呼ばれる上流階級の家系である。

櫻羽家は、周りから一目置かれるほどに繊細であり美しく聡明だった。名家と呼ばれるに、相応しい者達が本家と分家に別れ住んでいた。

櫻羽は、時に武芸。時に、勉学。時に、舞。時に、雅。全てに、秀で周りを圧倒する存在感をそこに示していた。

そんな、子々孫々と受け継がれている櫻羽には今現在本家の当主を務める"少女"が居た。

下に、弟を持つその少女は櫻羽家の初代当主すら圧倒する恵まれた才を持っていた。
武芸、勉学、舞、雅、交流、会話の一つ一つに気品を感じさせる女性特有の美しさを醸し出していた。

櫻羽の人間は、少女を初代当主すら足元に及ばない程に美しく聡明だと多大なる評価を示していた。

そして何より、他の者を纏めあげ統率すると言う行動が一番長けていた。少女は、齢(よわい)六つと言う歳で当主を務めたのだ。

櫻羽家の中では、史上最年少の当主であった。他の者も、当主には絶対服従をしておりその力は恐るるものだった。

けれど、周りからはそんなありもしない噂を立てられている当主の少女。だが、本当は人当たりが良く話せばすぐに打ち解けてしまう雰囲気の優しい人物だ。

そんな、少女は今母国である【日本(ジャポン)】では無くとある外の国に居た。

少女と共に、五人の弟たちは外の国の一つの場所で屋敷を構えそこに住んでいる。
－－－此は、そんな当主の周りの皆から愛される物語。