【刀剣乱舞×FGO】幼女マスターは、ブラック本丸に行くようです！？ (ページ7)

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話し合いページ7

改めて自身の結界内に閉じ込めた面々の顔を、よく見る。誰も彼も血走った目付きでコチラを睨みつけていた。

玉｢嗚呼、恐ろしや恐ろしや。流石の私もいい加減にして欲しいものですよ。私の大切なマスターをこのような辺鄙(へんぴ)な場所まで連れて来た"時の政府"には｣

？｢せ、せいふ！？また……！ぼくたちは、あるじなんていりません！！はやく、はやくっ！！でていってください！｣

そう、私が呟いた言葉はどうやら目の前の小天狗の地獄耳に届いたようでキッと手負いの狼のように睨まれてしまった。

玉｢帰れるものならとっくの昔に帰ってますよ。何せあの時の政府とやらがここを浄化せねば我がマスターに害をなすなんて言われてしまえば……。コッチはたまったもんじゃないですよ｣

？｢そんなのしりません！！ここは、ぼくたちのいばしょなんです！さにわなんてひつようないんです！｣

玉｢やれやれ、話になりませんねぇ。長義殿、お任せしても？ここは"部外者"である私よりも同じ身である貴方の方が適任でしょう？それに、これ以上話したら余計話が拗れそうですしね｣

長｢あぁ、任された。それでは、玉藻は主を頼む。何かあっては大変だからな｣

そう言い残し、マスターの頭を一撫でしたあとコツコツと足音を鳴らして前にいる刀剣男士たちを阻むように佇んだ。

長｢ふっ、君たちの所では初めましてかな。僕は山姥切長義。政府の命により今はこの子を主として仕えている者だ｣

？｢なっ、山姥切長義……！？まさか、山姥切の本歌ッ｣

長｢おやおや、ご説明ありがとう。世に名高い"一期一振"｣

そう、長義がにこりと人の良さそうな笑みを目の前で焦ったような顔をしている水色の髪の男に言い放つ。

長｢僕は君たちと同じ刀剣男士。まぁ、君たちからしたら憎い審神者に仕える愚かな刀剣と見られているのかな？｣

一｢……えぇ、そうですね。私の弟を傷つける悪魔に見えますな。それも、貴殿の主と呼ばれるその幼子を伴っていると尚更｣

長｢おやおや、酷い言い草だな。まぁ、君たちがどう思うと僕には関係ないがね。……それじゃあ本題に入ろうか｣

そう言うと、長義が纏っていた気配が変わった。辺りの温度が、少し下がった気さえするほど彼の纏う気配がガラリと一瞬で変わったのだ。