【刀剣乱舞×FGO】幼女マスターは、ブラック本丸に行くようです！？ (ページ5)

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奇襲ページ5

～玉藻side～

スパン！！と、ボロボロの襖を開けると私の目の前に刀の切っ先が迫っていた。

想定していた、範囲内の事だった為か私の周りに浮いていた鏡の一枚を刀の前に移動させ攻撃を防ぐ。

相手は、予想していなかったのか刀を防がれると同時にタンッと空中で一回りし後ろへと飛び退いた。

私が、鏡を退かすとそこにはボロボロの短刀を持った黒髪の青年が苦しげに顔を歪め膝立ちになっていた。

玉「何とも、嫌な歓迎の仕方ですね。こんな物を、我が主人に見せられませんね」

私が、目の前の青年にそう言えば次は怒りで顔を歪め始め己の獲物を構える。

？「そりゃあ、すまんかったな旦那。だがよぉ、俺っちも兄弟を守らなきゃなんなくてね！！！」

そう、言うと彼はまた私に向かって己のボロボロの刃を振るった。

けれど、それもまた私の鏡によって防がれる。

玉「ふむ、物騒ですね。我が主人は、貴方達より幼いですがこのように血気盛んではありませんよ？」

私は、そんな事を呟きながら鏡で青年の身体ごと後ろへと吹き飛ばす。勿論、加減はした。

私の鏡により、吹き飛ばされた青年はゴロンと転がり大広間の後ろの襖を突き抜けて飛ばされて行った。

それを、見た長義が相手をしていた水色の髪をした者が慌てたように刀を仕舞い青年の元へと走って行った。

玉「ふぅ、血気盛んでその上あんなにされるとは思いもよりませんでしたよ」

私が、長義の元に近付きそうボヤくと長義もコクリと頷く。

長「これでは、話すら取り合えないな。玉藻、お前の宝具とやらを展開すればどうだ」

長義が、私の周りに浮かんでいる鏡を見つめそう答える。

玉「……そうですね。これは、奥の手として使いたかったのですがコレではラチがあきませんしね」

私は、合意の元に頷き空間から鏡を六枚ほど取り出す。

玉「それでは少々、コチラも反撃させて頂きます」

私は、静かに鏡を身の回りに配置させ構えた。